◆ピッチ外を騒がせた「水かけPK」
町田はJ1で主流ではなかったロングスローを戦術に取り入れ、PKの前にボールに水をかける行為でも注目を集めた。いずれもルール内であるとはいえ、一部のサッカーファンは懐疑的な見方を示し、SNSでは辛辣(しんらつ)な意見が飛び交った。町田-札幌 後半、ロングスローをする町田・林(中央左)。後方中央は黒田監督=9月21日、Gスタで(布藤哲矢撮影)
水かけが騒動になったのは、首位を走っていた8月17日のジュビロ磐田戦だった。後半に獲得したPKを蹴る直前、FW藤尾翔太がボールを抱えながら給水ボトルで水をかけた。本人が「プレーに影響はないですよ。あるなら逆に僕が聞きたい」とあっけらかんと話すように、水をかけたからといって、シュートが速くなったり曲がったりするわけではない。むしろ、ゴールの確率を高めるために、勝利を近づけるために、相手GKの動揺を誘う側面が強かった。 試合後に「見苦しい行為」とヒートアップするSNSと、取材エリアの選手の振る舞いの間には温度差があった。PKを決められたGK川島永嗣はわざとらしく藤尾に近づき、「だめだよ、水をかけちゃ」と尻をぽんとたたいて冷やかしていた。海外経験が長い元日本代表のベテランは、藤尾をけん制するでも、とがめるでもない。水かけが相手を惑わす行為の一つと割り切っているような嫌みのない態度だった。◆見慣れないものへのアレルギー反応
札幌と引き分け、引き揚げる昌子(手前)ら町田イレブン=9月21日、Gスタで(布藤哲矢撮影)
水かけにしろ、ロングスローにしろ、ルール内にもかかわらず批判が出ることに対し、黒田監督はこう口調を強めた。 「結局は見ている人たちが見慣れてないだけの話。GKが滑り止めでグローブにつばをはきかけるとか、試合前にピッチに水をまくとか、それが当たり前になっていれば何も言わないわけで。これまで見られなかったものにアレルギー反応が起きている感覚だ」 サッカーにずる賢いを意味する「マリーシア」と呼ばれる戦術が存在するように、ルールの範囲内で相手が嫌がるプレーをするのも競技の一部だろう。黒田監督は「サッカー文化が根付いてないんだと思う。水かけで炎上したり騒いだりしてしまうのが日本」と嘆いた。批判が強まっていた6月15日の横浜F・マリノス戦では会見で「町田は決して悪ではない...残り 1096/2192 文字
「東京新聞デジタル」スタート
この記事は会員限定です。
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
会員登録について詳しく見る
よくある質問はこちら
記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインするカテゴリーをフォローする
-
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする -
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする -
『カテゴリーをフォロー』すると、マイページでまとめて記事を読むことができます。会員の方のみご利用いただけます。
新規登録 ログインする
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。
コメント機能利用規約コメントを投稿しますか?
コメントを削除しますか?
削除しました。
送信しました。
管理者へ報告
コメント機能利用規約に違反していると思う理由を選択し、内容をお知らせください。
報告する理由
内容の詳細
0 /150文字 `; }); $('.report_types').append(type_list); } var pending_count=resjson.data.status.max_rec-(page*no_item); if (resjson.success) { $('#more_button').html("もっと見る "+pending_count+"件"); $('#page').val(resjson.data.status.next_page) $('#comment_count').html(resjson.data.count); if(resjson.data.status.page_no=='1'){ var comment_title=`みんなのコメント${resjson.data.count}件
` $('#lst-comment-001').append(comment_title); } Object.entries(resjson.data.list).forEach(([key, value]) => { if (value.comment_status != 10) { if (value.reply_count == 0) { return; // Skip this iteration if reply_count is 0 } comment_list += `${value.comment_text}
`; if(value.comment_edit_status==10){ comment_list+=`管理者によりコメント編集済み
`; } comment_list+=` `; comment_list+=`コメントに『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする `; comment_list+=``; //reply section comment_list+=`${value.self_text}
`; reply_list+=``; reply_list+=`${value.comment_text}
`; if(value.comment_edit_status==10){ reply_list+=`管理者によりコメント編集済み
`; } reply_list+=` `; reply_list+=`コメントに『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
新規登録 ログインする `; reply_list+=`有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。
`; $('#reply-comment-' + comment_id).append(commentBox); const textarea = document.getElementsByClassName(`comment_reply_text_${comment_id}`)[0]; const charCount = document.getElementById(`charCount_${comment_id}`); textarea.addEventListener('input', function () { charCount.textContent = this.value.length; if ( this.value.length > 500) { charCount.style.color = 'red'; } else { charCount.style.color = ''; // Reset to default (black) } }); } function getIcon(icon_name,json,type) { if(type==10){ return `manager-icon.png`; }else if(type==20){ return `author-icon.png`; }else{ const iconArray = Object.values(json); if (iconArray.includes(icon_name)) { return icon_name; } return json["0"]; } } function toggleContent(trigger) { var content = $(trigger).siblings('.js-profile-content'); var isVisible = content.is(':visible'); if (isVisible) { content.removeClass('is-open'); } else { content.addClass('is-open'); } content.toggle(); }鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。