卓球の元女子日本代表でオリンピック3大会連続メダリストの石川佳純さん(31)が、木下グループの「スポーツアンバサダー」に就任した。8日に東京都内で行われた記者発表で「初仕事」に臨み、同社所属アスリートとのトークセッションでインタビュアーを務めた。
石川さんは現役時代、Tリーグで同社が運営する木下アビエル神奈川に所属し、2022~23年シーズンは主将として初優勝に貢献。今後は卓球などさまざまなスポーツの魅力発信や、同社所属の若手アスリートに自身の経験を伝える役割などを担うという。
この日のトークセッションには卓球女子パリ五輪代表の平野美宇選手と張本美和選手、フィギュアスケート女子で世界ジュニア選手権2連覇を達成した島田麻央選手ら同社所属のアスリート7人が出席。石川さんは、競技の魅力や今年の目標などを各選手に尋ねた。
島田選手に注目される重圧や緊張への対処を聞き、「石川さんはどう向き合っていたんですか」と逆質問を受ける場面も。「最後は自分を信じ、重要な場面で勇気を持ってプレーすることが大事。うまくいかない時もあると思うが、うまくいく回数が増えると自信になる。自信を積み重ねていけるプレーをしてほしい」と“金言”を贈り、島田選手らは大きくうなずいていた。
石川さんは「(取材に)答えることよりインタビューする方が100倍緊張する」と笑い、「それぞれの競技に魅力がある。スポーツの楽しさを多くの人に伝えていきたい」と活動への意気込みを語った。【玉井滉大】
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