後半、PKでチーム2点目となるゴールを決める浦和のチアゴサンタナ=埼玉(蔵賢斗撮影)

浦和2-1名古屋(J1第10節=28日)

浦和が4万人超のサポーターが詰めかけたホームで意地をみせた。直近6試合を5勝1分けと好調だった名古屋を2-1で下して連敗を2でストップ。ヘグモ監督は「ゲームを通じて選手の関係性を深められている」と改善への手応えを口にした。

前半24分に前線からの連続したプレスで名古屋のクリアミスを誘い、最後は安居が流し込み先制。後半25分には、右サイドからドリブルで仕掛けた前田が倒されて得たPKをチアゴサンタナが決め、名古屋の反撃を1点でしのいで逃げ切った。

チームは過渡期にある。今季からヘグモ監督を新たに迎え、基本布陣も昨季までの4-5-1から4-3-3に変更した。名古屋戦には今季新加入の5選手が先発。ピッチ外でも今月、西野努氏から堀之内聖(さとし)氏への強化責任者変更が発表された。

スタートダッシュには失敗したものの、区切りの10試合を終えて白星の数が黒星に追いついた。実績十分の選手をそろえ、開幕前は優勝候補の一角にも挙げられていただけに、チームリーダーの西川は「勝ったことで次へポジティブに向かえる」と巻き返しを誓っていた。(奥山次郎)

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