Jリーグ

〇FC町田ゼルビア1―0京都サンガFC●(30日・町田GIONスタジアム)

 町田がリーグ史上初の「J1初昇格での初優勝」の可能性を最終節までつないだ。

 前半から京都を押し込むも先制点が遠かった。後半、望月ヘンリー海輝のシュートが右ポストをたたき、はね返りが左ポストに当たったが、転がったボールはゴールライン上にとどまるなど、もどかしい展開が続いた。

 だが後半22分。左サイドから相馬勇紀がドリブルで相手のマークを揺さぶりつつ中へクロスを送る。これが京都のDFの伸ばした足に当たってコースが変わり、決勝点となるオウンゴールに。

 相馬は「『一発やってやるぞ』というところから、自分の長所を出せた良いプレーだった」と興奮しつつ振り返った。

 逆転優勝の行方は今後の神戸や広島の結果次第ではあるが、少なくとも最終節での勝利は必須だ。黒田剛監督は「最後まで我々には希望が残されている。少ない可能性かもしれないが、そこを目指して最後も勝って終わりたい」と語った。【高野裕士】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。