愛知県名古屋市北区出身の坂本怜選手(18)は、身長195センチをいかしたサーブを武器に、ジュニア世界ランキング1位に到達しました。グランドスラムのタイトルを目標に、世界中を飛び回る生活を送っています。

 坂本怜選手(18)は名古屋市北区出身で、15歳でアメリカにテニス留学し、錦織圭選手などを輩出した名門校・IMGアカデミーで腕を磨いてきました。

 坂本選手最大の武器は、身長195センチのさらに上から繰り出されるサーブです。打点が高いほど、そのあとのバウンドも高くなり、相手にとっては打ちづらいボールになります。

坂本怜選手:
「170センチの人が打った200キロのサーブと、僕が打った180キロのサーブだと、たぶん僕の打ったサーブの方が取りづらいんじゃないかなと思います」

 サーブを武器に、坂本選手は2024年1月、全豪オープンジュニアで日本人初優勝を果たすと、5月にはジュニア世界ランキング1位に到達しました。そして、2024年9月にプロ宣言をしました。

 テニスでは、パラリンピック・車いすテニスで史上最年少金メダリストの小田凱人選手(18)も、同じ愛知県出身で、同じ18歳です。二人の関係性は…

坂本怜選手
「すごく刺激になりますね。(地元が)同じ愛知で。彼はHIPHOPが好きなんですけど、僕はあまり分からないんですよ。『教えてやるよ』みたいに言われるんですけど、学ぶ気はあまりないです。(聴くのは)サザンオールスターズが多いですね。(小田選手は)車いすテニス自体のスポーツの価値を上げようとしているというか、巨大な使命を背負っている。すでにそのレベルに達しているというのは尊敬します」

 坂本選手は、夢を追いかけ、試合で世界中を飛び回る生活を送っています。

坂本怜選手:
「プロになって、あまり思うようには結果が出ていなくて。ジュニアでいい結果を残したと思っているんですけど、プロは一からまた歩んでいかなきゃいけないというギャップが自分の中にあって」

 坂本選手は現在、世界ランキング682位です。11月27日、三重県四日市で開催されている国際大会で格上の南アフリカの選手と対戦し、サーブで相手を圧倒して初戦を突破しました。

坂本怜選手:
「来年の全米オープンの予選に出られるランキングにいたいというのがあって。220~230位にはいないと出られないと思うので、そこにかかりたいというのが直近の目標。将来的な目標は、やっぱりグランドスラムのタイトルが欲しいですね」

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