11月28日、北海道日本ハムファイターズは3選手の契約更改を行いました。
柳川大晟投手(21)は、年俸は推定で540万円から1600万円の約3倍増。高卒3年目の今季は、5月に育成から支配下登録されると、5月26日の楽天戦で初先発し3回を投げ3失点。
その後は中継ぎとして登板し、8月には抑えとして8セーブをあげる活躍をみせるなど21試合を投げ1勝3敗8セーブ1H、防御率は4.09でした。
今季を振り返り「自分の状態が良ければ、ちゃんと抑えられるのがわかった」と自信を手にしたようです。
また、「21歳と若いので中継ぎ一本に絞るのはまだ早い」と、先発に挑戦したい思いを球団に伝えました。
年俸アップ分の使い道については「今年は車の免許が取れるので、考えています」としつつも「そんなに物欲はないので」と語りました。
同じく今年3月に支配下登録された福島蓮投手(21)も契約更改を行い、年俸540万円から1600万円となりました。
プロ初登板となった4月のソフトバンク戦では5回無失点の好投。6月のベイスターズ戦でプロ初勝利を挙げ、今季は12試合全て先発登板、2勝3敗防御率3.54でした。
「一軍である程度投げられたのは良かったと思う」としつつも「球速、変化球、全体的に1個2個レベルアップしないと通用しないと思いました」と課題も感じたシーズンだったようです。
オフには変化球のレベルアップを目指すことも語り「今ある球種を良くしつつ、新球種を1個、もしくは2個覚えたいと思います」と語りました。
年 俸アップ分の使い道については「自分への投資に充てられたら」。
2022年同期入団で同い年の2人(福島投手は育成1位・柳川投手は育成3位)は飛躍のきっかけを作った年になりました。
一方、自ら「期待に応えられていない」と厳しい表情で契約更改を終えたのは清水優心選手(28)。年俸2700万円から2400万円のダウンでサインをしました。
今季、清水選手のポジションである捕手では、田宮裕涼選手(24)が序盤から3割を超える打率でチームをけん引する活躍。
ベテランの伏見寅威選手(34)も終盤に存在感をみせ、一軍では12試合の出場に留まり、チャンスが巡ってきませんでした。
二軍では61試合に出場し打率.290、4本塁打と結果を残しつつも「そこはチャンスは今年がなかったのは仕方がないことなので、来年またチャレンジしたいと思います」と悔しさをにじませました。
ただ、長かった二軍生活でも得るものがあったといい「 鎌ケ谷が暑かったり、気持ち的にも乗らない日も多々あったけど、気持ちを切らさずできたので、人間的にも成長できたと思います」と前向きにとらえました。
来季でプロ11年目となる清水選手、「野球をやめるか、活躍して続けられるか、という世界になってくると思う」背水の陣で臨む覚悟であることを語りました。
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