埼玉対花園 後半、突進する埼玉・堀江翔太=熊谷ラグビー場(福島範和撮影)

27日に行われたラグビーのNTTリーグワン1部で、すでに1位通過を決めている埼玉は花園を33―24で退けて15戦全勝とした。

フォワード離れした多彩なプレーは健在だった。今季限りの引退を表明している埼玉のフッカー、堀江翔太は先発し後半21分までプレーした。くるりと回転して敵を翻弄したり、裏を狙うキックパスを披露したり…。スタンドに足を運んだ1万700人をわかせた。

今季ホーム最終戦を勝利で飾った試合後、堀江はゆっくりとグラウンドを一周し、名前が入ったタオルを掲げたファンの声援に応えた。「ファンがいるからこそ頑張ろうと思える。いろいろな感情が湧いた」と、胸中を明かした。

この試合がチーム公式戦通算200試合目の出場だった。チームメートらは、堀江の顔がプリントされた記念のTシャツを着用して節目の日を祝福した。堀江は「むちゃくちゃ試合したな、と。最後まで気を引き締めてやりたい」と、2季ぶりの優勝へ視線を向けた。(石原颯)

試合後、ファンに手を振る埼玉の堀江=熊谷(福島範和撮影)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。