今年の7月26日に迫ったパリオリンピック開幕へ、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツのコーナー、題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」。選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第15回は、男子73キロ級の橋本壮市選手(32)に松木さんがインタビューしてくれました。橋本選手はリオ五輪と東京五輪と続けて落選し、その道のりは険しいものでした。
■金メダルへの挑戦!橋本選手の肉体強化
松木安太郎さんが聞く この記事の写真 松木さん「本当に待ちに待った初めてのオリンピック」 橋本選手
「金メダルしか僕は見てない。個人戦・団体戦ともに金メダルを持って帰って、いい報告ができれば」 リオ五輪・東京五輪は落選
柔道男子73キロ級の橋本壮市選手は、6歳から柔道を始め、オリンピックを夢見ていました。しかし、リオ五輪・東京五輪と続けて落選。ここまでの道のりは険しいものでした。
橋本選手「東海大学時代、ずっと勝てなくて。周りは本当に高藤直寿選手(東京五輪・金)とか同級生の羽賀龍之介選手(リオ五輪・金)とか、いろんな選手がいる中で、僕だけ本当に全然勝てない時期が続いて」 金メダルへの挑戦! 松木さん
「リオ五輪の時、現地に行ったと聞いているんですけど」 橋本選手
「夢はオリンピックに出たい、金メダルを取りたいという思いがあったので。悔しい思いもありましたが、オリンピックをしっかり見ておかなくては取れないと思ったので、現地に行って目に焼き付けてという思いで」
「次は自分がオリンピックの金メダルを」。着手したのが、パワーがある海外選手に勝つための肉体強化でした。
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■武器は「橋本スペシャル」金メダルのために…■武器は「橋本スペシャル」金メダルのために…
橋本選手の肉体強化 橋本選手「意味があってきついことをやらないと勝利に辿り着かないと思うので、こういうきついトレーニングも勝つためなら何でもやる」 松木さん
「筋トレ好きですか?」 橋本選手
「嫌いです」 橋本スペシャルとは?
全てはオリンピックで金メダルを取るために磨きをかけてきた技があります。
松木さん「技に名前がついているんですって?」 橋本選手
「自分で言うのもあれなんですけど、『橋本スペシャル』と言っていただいて」 「橋本スペシャル」を実演
その正体は、袖釣込腰。「橋本スペシャル」と呼ばれる理由があるのです。
橋本選手「片手の袖釣りが僕の得意技で、海外の選手は(両手で道着を)持たせてくれないので、片手で持ったらすぐ技をかけられるように考えて自分の技にしました」
片手で投げる「橋本スペシャル」を見せてくれました。
松木さん「(片手で)軽々ですね。でも、相当なパワーがいるでしょう」 橋本選手
「もうタイミングですね。相手の力を利用してかけています」 松木さん
「気持ちいいでしょう」 橋本選手
「決まったら気持ちいいですね」
「橋本スペシャル」を武器に、世界の舞台で優勝を積み重ねてきました。
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■「諦めない男」モリアゲ〜ルポイントは?■「諦めない男」モリアゲ〜ルポイントは?
吉田秀彦総監督橋本選手を所属チームで長年指導してきたバルセロナオリンピック金メダルの吉田秀彦総監督は、その姿に…。
吉田総監督「橋本はですね、うちに入ってきた時は強化選手でも何でもなかった。それがね、人一倍努力しますし、我慢強くここまで頑張ってきたのは本当にすごいなと思いますね」 最年長で五輪代表に
そして去年、日本柔道史上最年長の32歳でオリンピックの切符を手にしました。
松木さん「ようやく辿り着いたオリンピック」 橋本選手
「東京オリンピックで落選した時は本当に引退も考えましたし。いつか僕が活躍する日が絶対来ると信じて、『諦めない』といったところ。本当に諦めなくてよかったなと思います」 下向かず 上を見る
そんな「諦めない男」橋本選手のモリアゲ〜ルポイントは?
橋本選手「下向いてないですね。いい時は上向いてますね」 松木さん
「上ですか?」 橋本選手
「畳に上がる時にふーって一呼吸置いて、色んなことがあったなって。頑張るかって気合を入れて試合に臨むのですけど、そういう時に上を見て」 松木さん
「下向きの橋本選手は、ちょっと大丈夫かなと思った方がいい?」 橋本選手
「何も考えないで行っちゃってるんで、下向いてたら『上を見ろよ』」 松木さん
「我々は『上見ろ上見ろ』と応援をすればいいということですね。応援させていただきます」 橋本選手
「ありがとうございます」
(4月28日放送「サンデーLIVE!!」より)
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