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第3回世界野球「プレミア12」スーパーラウンド
日本 9対6 台湾

本日のデーゲームのアメリカ対ベネズエラでアメリカが勝利したため、これまでの対戦成績から決勝でも対戦することになった日本と台湾の試合が23日に行われた。
村林選手の初回先頭打者ホームランや清水投手の見事な火消しで、9対6で台湾に勝利した。

侍ジャパンは、24日の決勝で本日対戦した台湾と全勝優勝と2連覇をかけて戦う。

■本人も驚き!? 村林選手の先頭打者ホームラン

先頭打者HRを放つ村林選手 この記事の写真は5枚

1回表、侍ジャパンの先発・早川隆久投手(26歳・楽天)が三者凡退に抑え、守備から流れをつくる。 

すると、1回裏、今大会ノーヒットの村林一輝選手(27歳・楽天)がファーストストライクを振り抜き、打った本人も驚きの初回先頭打者ホームラン!
さらに、4番・森下翔太選手(24歳・阪神)のタイムリー2ベースヒットと紅林弘太郎選手(22歳・オリックス)の犠牲フライで4対0と早くも試合の主導権を握る。

3回表、台湾が2アウトから1点を返し、反撃の流れに。
2アウトから2番・林立選手が、早川投手のピッチクロック違反をきっかけに四球で出塁する。
続く、3番・曽頌恩選手のセンターへヒットで、1塁ランナーが一気にホームにかえり、台湾が1点を奪う。

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■無死満塁でリリーフ登板した清水投手が見事な火消し!

■無死満塁でリリーフ登板した清水投手が見事な火消し!

無死満塁のピンチで抑えた清水投手

5回表、早川投手は台湾の反撃を防げず、2つの四球でノーアウト1塁2塁のピンチをまねき、2番・林立選手のタイムリーヒット、この試合7つ目の四球による押し出しで、台湾に1点差にまで詰め寄られた場面でマウンドを降りる。

ノーアウト満塁、一打逆転という絶体絶命の場面で、清水達也投手(25歳・中日)がマウンドにあがる。
5番・潘傑楷選手に対して、146km/hのストレートを投げ込むと、打った球が清水投手の元へ。
清水投手が本塁へ送球し、キャッチャーが一塁へ投げて、ダブルプレーに抑える。
2アウト2塁・3塁と逆転のランナーを背負い続ける場面で、江坤宇選手をフォークボールで三振に切って取り、同点のホームを踏ませない見事な火消しを見せる。

ピンチを切り抜けた直後、侍ジャパンが追加点を手にする。5回裏、相手投手の暴投で1点を追加すると、7番・清宮幸太郎(25歳・日本ハム)のライトフェンス直撃の2点タイムリー3ベースヒットで、7対3とリードを広げる。

粘る台湾は6回裏、1アウト2塁3塁の場面で、1番・邱智呈選手がライト線際へのタイムリー2ベースヒットで、7対5と2点差に追い上げる。

その後、お互いに追加点を奪うも侍ジャパンが台湾の反撃を振り切り、9対6で試合終了。
投手陣が6失点と苦しむも打線が奮起して、台湾に勝利した。

侍ジャパンは、24日の決勝で今大会3度目となる台湾と、全勝優勝と2連覇をかけて戦う。

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