中国で19日に行われた、サッカー日本代表と中国代表の試合。
観客の乱入やサポーター同士の小競り合いなど、スタジアムの中と外で大荒れとなりました。

2026年に北中米で開催予定のサッカーワールドカップ出場をかけたアジア最終予選。

19日に中国・福建省のスタジアムで行われた試合で、まず不穏な空気が流れたのは「君が代」斉唱時でした。
中国サポーターから曲をかき消すほどの大ブーイング。
国際大会で、あるまじき行為です。

同様の行為は、ピッチ上でも。
試合中、ゴールキーパーの鈴木彩艶選手ら日本代表選手に対し、観客席からレーザーポインターが照射されたのです。

また、前半33分過ぎには、サポーターが背中に中国代表を応援するようなメッセージを書いて乱入。

さらに、ピッチ自体も驚きの変更が。

久保建英選手が倒されたシーンでサイドラインをよく見ると、外側にうっすらと別のラインが確認できます。

この会場では、ピッチの横幅を従来の長さから、両サイドを合わせて3メートルほど意図的に狭めていたのです。

これは日本代表が得意とするサイド攻撃を封じ、「狭い範囲で守れるようにした」との狙いがあるとみられています。

ルール上は問題のない、この変更。
一方で、コーナーキックを蹴る位置がゴールに近づくというメリットも。

実際に日本代表はコーナーキックから2得点し、3対1で勝利しました。

一方、驚きの行為は会場の外でも起きていました。

試合前に会場近くで撮影されたのが、日本代表の青いユニホーム姿で歩く人物。

この姿に気づいた中国サポーターが押し寄せ、「売国奴」などと罵声を浴びせます。

すると、警戒にあたっていた警察官が、事態を収めようとユニホームを脱がせました。

なお、この人物が中国人なのか日本人なのかは分かっていません。

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