写真撮影に応じる(右から)横浜市の山中竹春市長、藤沢五月選手、日本カーリング協会の岡崎朋美理事、貝森輝幸会長=横浜市役所(橋本謙太郎撮影)

日本カーリング協会と横浜市は26日、横浜市役所で記者会見し、来年2月の日本選手権を横浜市中区のアリーナ施設「横浜BUNTAI」で開催すると発表した。首都圏での開催は初で、カーリング専用施設ではないアリーナ会場での開催は1997年の第14回大会以来28年ぶり。

大会は来年2月2日から9日にかけて行われ、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の代表選考にも影響する。日本選手権をめぐっては21年2月の大会を横浜市で開催予定だったが、新型コロナウイルス禍で中止になった。その後も横浜開催の可能性を探り、25年大会の開催につなげた。今後は29年世界女子選手権の招致も目指すという。

専用施設では客席数が100~200程度だが、横浜BUNTAIでは2000以上となる。初の首都圏開催に普及面などでの期待も高く、日本カーリング協会の貝森輝幸会長は「日本のカーリングの歴史を変える大会になる」と話した。

新たなファン獲得に向け、選手らによる市内の小学校訪問やカーリング体験会も開催予定。同協会アスリート委員会の藤沢五月委員長は「横浜市民の皆さんには感謝の気持ちしかない。イベントだったり、市民の皆さんと直接触れあえる機会ができればうれしい」と笑顔をみせた。

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