全国への切符をかけた高校サッカー選手権大会の県大会決勝が、11月9日沖縄市で行われます。決勝の舞台に駒を進めたのは那覇西高校と宜野湾高校。両校の決勝に懸ける思いをお伝えします。今回は7年ぶりの優勝を目指す宜野湾高校です。後間アナウンサーのリポートです。
今大会、ここまで4試合17得点で勝ち上がってきた宜野湾高校。準決勝では県総体で敗れた興南を相手に先制を許すも。後半、こぼれ球を押し込み同点に追いつきます。
さらに2点を追加し3-1で勝利!3年ぶりの決勝進出を決めました。
宜野湾高校3年 新屋歩武選手:
「自分含めてみんなが同点ゴールを欲しいなかで、自分が決めたっていうのがめちゃくちゃ嬉しい」
宜野湾高校3年 島袋佑選手:
「応援も含めてチームが一丸となって最後まで全力でやり切るっていうところが勝利に繋がったと思います」
宜野湾の戦術はポゼッションサッカー。多彩なパスワークが武器でここまで8人の選手からゴールが生まれるなど相手に的を絞らせません。
そんな宜野湾サッカーに欠かせないのが島袋善孝選手です。
宜野湾高校3年 島袋善孝選手:
「スルーパスや組み立てが得意。前の選手にどれだけ良いボールを配給できるかっていうのは意識しています」
攻撃の要はエースの比嘉憲聖選手。
宜野湾高校3年 比嘉憲聖選手:
「自分の強みはフィジカルと攻撃が強いところで、どのディフェンダーにも負けないっていう自信はつけています」
全国の切符をかけて戦う相手は3年連続で決勝に進出した那覇西高校。
県総体でも頂点に輝いています。
選手権大会において宜野湾にとって那覇西は因縁の相手。
2022年の準々決勝、そして2023年の準決勝と2年連続で敗れ、悔しい思いを重ねてきました。
リベンジを誓う今年は後半での得点力の高さが目立ちます。絶対に優勝して全国へ行く。これまでの悔しさがどんな状況でも最後まで諦めない粘り強さに変わっています。
宜野湾高校3年 島袋善孝選手:
「自分たちはチームとして戦ったり気持ちの部分で負けないっていうのが大切なのかなと。厳しいプレスの中でもかいくぐって前に運ぶことができたら勝機は見えてくるのかなと」
宜野湾高校3年 比嘉憲聖選手:
「那覇西はインターハイ優勝していて強豪なチームなんですが、それに宜野湾は立ち向かって自分たちのプレーを全力で出し切りたいと思います」
今年の新人大会では、那覇西を相手に延長におよぶ激闘の末、1-0で勝利。宜野湾高校は27年ぶりの優勝を成し遂げました。
いよいよ9日に運命の一戦が行われます。
宜野湾高校3年 島袋善孝選手:
「やっと決勝のピッチに立つことができて緊張もあるんですけど、わくわくな気持ちだったり最後に懸ける思いが強くあります」
宜野湾高校3年 比嘉憲聖選手:
「相手がどんな強豪でも宜野湾のポゼッションは通用するので、そういった宜野湾の武器をしっかり出していきたいと思います。最後なので悔い残らずチーム全体として全力で頑張っていきたいと思います」
悔しさと自信を胸に、最後の最後まで全力を尽くす不撓不屈の宜野湾サッカーで7年ぶりの優勝を掴み取ります。
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