明徳義塾・馬淵史郎監督=高知県須崎市で2021年1月30日、平川義之撮影

 高校野球の秋季四国大会は3日、高知県立春野球場で準決勝があり、明徳義塾(高知1位)が鳴門渦潮(徳島1位)を6―3で降し、決勝進出を決めた。試合後に明徳義塾・馬淵史郎監督が明かしたのはエースのアクシデントだった。馬淵監督の試合後のコメントは次の通り。

明徳義塾・馬淵史郎監督

 <エース池崎安侍朗投手が二回までに2失点(自責点1)>

 実は、池崎は熱が高くて3日前まで寝込んでてね。ユンケルとか飲んで、おととい練習に復帰した。多少の心配はあったんですけど、やっぱり体が重そうでした。見たことないですよ、6四死球なんか。体が突っ込んでいて、足をついた時に腕が間に合っていなくてスライダーが抜けていた。もうちょっとゆったり投げてみろと言ったら、八、九回は立ち直った。地元開催で負けるわけにはいかないので、勝ててよかった。

 <二回に4得点で逆転>

 同点にできていなかったら危ない試合だった。相手投手がクイックで投げる時があることは分かっていたが、うまく投げられた。内角を投げにくくするためにベースの近くに立たせたが、きっちり投げてきた。

 <決勝に向けて>

 高松商はポテンシャルが高いね。新田のピッチャーもいいものを持っていましたよ。今年の四国大会は全国で見ても遜色ない。けど野球はポテンシャルが高いほうが勝つとは限りません。いい試合をやって神宮大会行けたら最高です。花の東京に行ってみたいね。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。