朝稽古で汗を流す朝乃山=福岡市の高砂部屋宿舎

 左膝の大けがによる大相撲秋場所の全休で幕下に転落し、九州場所(10日初日・福岡国際センター)も全休する元大関朝乃山が2日、先代師匠で元大関朝潮の長岡末弘さんの死去から1年となったことを受け「土俵に戻って、活躍することが一つの恩返しかなと思う」と再起を誓った。  福岡市中央区の高砂部屋での稽古では幕下以下の力士が締める黒いまわし姿で、四股やてっぽうなどを行った。入門時からの師匠だった長岡さんは近大相撲部の大先輩に当たり「稽古場では厳しかったが、器が大きく、ものすごく優しい親方だった」と懐かしんだ。  7月の名古屋場所で左膝の靱帯を断裂する重傷を負って途中休場。


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