名古屋グランパスは11月2日、東京の国立競技場で行われる、JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦で、アルビレックス新潟と対戦します。今季限りで帰国するミッチェル・ランゲラック選手は特別な思いで試合に臨みます。
11月2日に行われるJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦にむけ11月1日、グランパスは、東京都新宿区の国立競技場で、公開練習を行いました。
名古屋グランパスの長谷川健太監督:
「いい雰囲気でトレーニングできていると思います。やるべきことはやったので、明日の試合、全員で力を合わせて新潟とぶつかりたいと思っています」
YBCルヴァンカップは、Jリーグ、天皇杯と並ぶ国内サッカー三大タイトルのひとつで、グランパスは3年ぶりの栄冠まであと1勝です。
この試合に特別な思いで臨むのが、ゴールキーパーのミッチェル・ランゲラック選手です。
ランゲラック選手(2024年7月):
「今シーズン限りで名古屋グランパスを退団し、オーストラリアに帰る決断をしました」
オーストラリア出身のランゲラック選手は、家族とともに母国へ帰る決断をしました。
ランゲラック選手は2018年から7年間、グランパスのゴールマウスを守り続け、2021年にはJ1連続無失点記録を28年ぶりに更新し、今シーズンはキャプテンとしてもチームを支えてきました。
ランゲラック選手退団発表後の8月11日、東京ヴェルディとの試合では、豊田スタジアムで、サポーターが巨大なコレオグラフィー(人文字)で感謝を伝えました。
ランゲラック選手:
「サッカーの世界では移籍などはよくあることだけど、あんなことをしてもらえるとは思わなかった。グランパスでプレーできたこと、このチームの一員でいられたことは誇りに思う」
ランゲラック選手が、ルヴァンカップで実力を見せつけたのがサンフレッチェ広島との準々決勝2戦目でした。試合は延長戦の末、PK戦へ。ランゲラック選手がPK2本を止めるなど、現在リーグ首位を走るサンフレッチェ広島に劇的な勝利。続く横浜Fマリノスとの準決勝も制し、決勝の舞台へと駒を進めました。
長谷川健太監督:
「(ランゲラック選手を)このルヴァンカップで最高の形で送り出してあげればというのが、選手・スタッフ全員の思いに変わっていった。明日のゲームは持っているものを全て出して、新潟と戦っていきたいと思っています」
JリーグYBCルヴァンカップ決勝は11月2日午後1時5分キックオフです。
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