11月2日に開幕する春の高校バレー・新潟県予選の決勝ラウンド。本戦の舞台を目指す男女の注目校4校を紹介します。

〈女子〉新発田商業 “二枚看板”武器に戦う1・2年生チーム

女子の組み合わせは、新発田商業が第1シード、長岡商業が第2シードとなっています。

9年ぶりの春高出場を目指す新発田商業。6月の県高校総体では、3年生が不在のチームながら県の頂点に。

【新発田商業2年 伊藤萌 選手】
「1・2年生チームでできるところまでやるというのが目標だったので、優勝するとは思っていなかった」

チームの強みはタイプの異なる2人のアタッカー。

ブロックアウトなどのテクニックを駆使して得点を重ねる伊藤選手とブロックを物ともしない力強いスパイクが持ち味の渡邉選手です。

【新発田商業2年 渡邉百花 選手】
「自分の持ち味がブロックを壊すスパイクなので、そういう場面では(全国で)通用した」

二枚看板を武器に1・2年生チームがチャレンジャー精神で決勝ラウンドに挑みます。

【新発田商業2年 伊藤萌 選手】
「明るさと粘り強さと破壊力を持って、3年生に負けない力を持った1・2年生チームでまた優勝したい」

〈女子〉長岡商業 “伝統のコンビバレー”で2年連続の春高へ

一方、3年生が主体のチームで臨むのが、第2シードの長岡商業。

【長岡商業3年 加納理美 主将】
「自分がキャプテンとして迎える最後の春高予選なので、チーム全員を春高へ導けるようにしている」

1年生からアタッカーとして活躍し、春高などを経験した加納に加えて、センターからの攻撃を生かし、攻撃の選択肢を増やせるかが勝負のカギに。

【長岡商業2年 小岩ゆり選手】
「1本ミスするとセッターもあげにくくなってしまって、それで(攻撃が)サイドだけになって負けてしまうということがあった。ミスをしても何本も打って攻撃するのを春高予選では意識してやっていきたい」

エース・加納選手のスパイクを生かすためにも、伝統のコンビバレーを駆使して2年連続の春高を目指します。

【長岡商業3年 加納理美 主将】
「県総体の負けをしっかり自分たちでリベンジしていきたい」

〈男子〉東京学館新潟 前回春高ベスト16!“意識統一”し頂点へ

男子の組み合わせは、第1シードが東京学館新潟、第2シードは新発田中央です。

2年連続の春高出場を目指すのは東京学館新潟。今年1月の春高では、県勢の男子としては8年ぶりのベスト16に進出していました。

【東京学館3年 坪谷陽向 選手】
「去年の記録も超えて、本選でセンターコートに行けるように、まずスタートラインに立てるように頑張りたい」

しかし、県総体を制し挑んだインターハイでは、決勝トーナメントの初戦で敗退。そこから練習試合でも勝てない時期が続いたと言います。

【東京学館3年 相田悠一郎 主将】
「どうにかなるだろうという気持ちが全員にあって、詰めが甘い試合が多かったが、意識を変えて、苦しい展開をどうチームで乗り越えるかという課題を練習試合で取り組んできた」

チームの意識を統一し、安定したレシーブから組み立てるテンポの速い攻撃で、まずは県の頂点を目指します。

【東京学館3年 相田悠一郎 主将】
「県大会でも一戦一戦、戦って、練習してきたことが出せたらいい」

〈男子〉新発田中央 “高さ生かしたバレー”で19年ぶりの春高へ

この学館へのリベンジに燃えるのが、新人戦・県総体で敗れた新発田中央。

【新発田中央2年 知野南望 主将】
「最後は学館に勝ち切って、東京の舞台に進めるようにしたい」

勝利のカギを握るのが3年生の犬井選手と榎本選手。実はこの2人…

【新発田中央3年 犬井康誠 選手】
「高校から始めた」

【新発田中央3年 榎本蒼大 選手】
「高校から始めた」

しかし、2人はこの夏の国民スポーツ大会の県選抜に選ばれるまでに急成長。犬井選手はエースとして攻撃をけん引し…

【新発田中央3年 犬井康誠 選手】
「高さを生かしたスパイクが自分の武器だと思っている」

ミドルブロッカーの榎本選手はブロックで相手の攻撃を食い止めます。

【新発田中央3年 榎本蒼大 選手】
「打点の高い選手でもワンタッチをとれたり、もしくはシャットできたりするところが強み」

スタメンの平均身長180cmを誇る高さを生かしたバレーで19年ぶりの春高を目指します。

【新発田中央2年 知野南望 主将】
「しっかり、中央らしいバレーで決勝まで進んで頑張っていきたい」

県の頂点に立ち春高への切符をつかむのは果たしてどの高校か…決勝ラウンドは11月2日始まります。

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