【JFE西日本-JR北海道硬式野球クラブ】JFE西日本の内田聡監督=京セラドーム大阪で2024年11月1日、長澤凜太郎撮影

 第49回社会人野球日本選手権大会は第4日の1日、京セラドーム大阪で1回戦があり、JFE西日本はJR北海道クラブに6―2で逆転勝ちし、8強入りした前回大会に続いて初戦を突破した。JFE西日本の内田聡監督の試合後の主な談話は次の通り。

JFE西日本・内田聡監督

 点を取られても大崩れせず、最少失点でしのぎ、中盤、終盤で勝負しようと言ってきた。五回の守りを暴投による1失点でしのげたのが大きかった。

 苦しい試合だったが、選手からは前向きな声が出ていた。相手の先発の内沢(航大)君は完投タイプではないので、必ず継投すると思っていた。チャンスは絶対に来ると思っていた。

 <0―2の八回に集中打で4点を奪って逆転>

 (この日当たりがなかった先頭打者の8番・田中)多聞に代打を出そうか迷ったけど、多聞のところに行って「打ちたいだろ? 代打は出さないから思い切っていけ」って言ったんです。「3球三振してこい。高い球だけは振るなよ」って。それでも、(安打を)よく打ちましたよ。

 予選だったら代打を出していると思いますけど、来年も見据えて(高卒2年目の)彼にはもっとレベルアップしてもらいたいので。今回は思い切りました。

 <田中選手の安打を足場に無死満塁とし、2番・上西嵐満選手が同点二塁打>

 上西には「スクイズの可能性があるよ」とは事前に伝えました。でも、カウントも(打者に有利な)カウントでしたし、打てる雰囲気もあったので、思い切って打たせました。上西は足もあるので、ゲッツーはない。彼の技術からすれば、犠牲フライか何かは打ってくれると思ったので。

 <2回戦は三菱自動車倉敷オーシャンズとの中国勢対決>

 お互いに手の内はよく分かっている。今年(8月)のJABA広島大会では負けている。今年の借りは今年中に返したい。うちのファンも含めて、全国のみんなに「やっぱりJFE西日本は強いな」と思ってもらえるようなゲームをやりたいです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。