ナショナルズ戦に先発したドジャース・山本=ワシントン(共同)

米大リーグ、ドジャースの山本由伸が25日、ワシントンでのナショナルズ戦に今季6度目の先発し、6回を97球、4安打7三振1四球で無失点に抑え、2勝目を挙げた。防御率は3・54。

女房役は6日のカブス戦でメジャー初勝利を挙げたときに組んだバーンズ。またダッグアウトに戻ったときには遊撃手ロハスから投球へのアドバイスを受けていた。

これまでの先発では三回までに点を取られていたが、この日はストライクゾーンが広めの球審に助けられた部分もあったにせよ、一回は三者凡退、二回以降も走者を出しながら要所を締めて得点を与えない。五回先頭ロザリオの168キロの強烈なライナーを見事にキャッチ。敵地ファンからも拍手を浴びた。現地実況でも「ヤマモトは日本でゴールデングラブ賞を3度受賞していて守備は上手だ」と伝えていた。六回には2死からピンチを招いたが、後続を遊ゴロに抑え、これで勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。

大谷翔平は「2番・指名打者」で出場。4打数無安打2三振で、連続試合安打は9で止まった。無安打は今季4度目だが、出塁もできなかったのは2度目。打率は3割5分8厘に下がり、ナ・リーグ3位に落ちた。安打数もベッツが39本で上回った。

相手先発は3年目左腕ゴア。勢いのあるフォーシームを打ちあぐね、一回1死走者なしの第1打席は高めのボール球に手が出て空振り三振。三回無死二塁での第2打席も外角ボール球に空振り三振。五回1死一、三塁の得点機には初球のスライダーにタイミングが合わず、二ゴロ併殺打。八回無死一塁での第4打席はベッツの盗塁で無死二塁と得点圏となったが、3番手右腕ウィームスのフォーシームに詰まって三直だった。

試合は1点を先取した後、4イニング連続併殺打を記録するなど追加点が取れなったが、八回に追加点をとり、相手反撃を1点でかわし、2-1でナショナルズ戦3連勝。

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