相次ぐSNS型詐欺の被害を防ぐため、広島県警は、広島カープOBの達川光男さん(69)を起用した啓発ポスターやチラシを作った。
捕手として活躍した達川さんは、打者に広島弁で話しかけて混乱させる心理作戦を仕掛けるなど「グラウンドの詐欺師」の愛称で知られている。県警の依頼を受け、2019年から特殊詐欺被害防止の広報役を担ってきた。
今回のポスターやチラシは「みんな知っとった? 広島の人がSNS型詐欺にあっとるで。なんとか止めようや。」と、口を大きく開けて呼びかける姿がプリントされている。今後、地域のイベントなどで配布する。
達川さんは31日、県警を訪れ「悪質な詐欺が年々増えている。これ以上被害に遭う人が増えないように協力したい」と話し、県民へ注意と協力を呼びかけた。【井村陸】
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