出雲駅伝で5年ぶり2度目の優勝を成し遂げた國學院大學。
勝利の立役者となったキャプテンでエースの平林清澄(4年)は、
チームをまとめるにあたり、こう伝え続けた。
チームで掲げた「勝ち切る」 この記事の写真「駅伝だけじゃなくどのレースにおいても“勝ち切る”ことが大事。前半シーズンは個人の力を蓄えながら出るレースで勝ち切ること。だから2月の初マラソンも『外国人強かったから無理でしょ』なんて絶対に言いたくなかったし、勝ち切ってやろうと思って勝負した」
その言葉通り、平林は2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録、学生新記録で優勝。
そんな平林に呼応するように、チームは春先から記録ラッシュに湧く。
10000m上位10人の平均タイムは、青山学院、駒澤を抑えトップに。
3月の学生ハーフで優勝した青木瑠郁(3年)は
「チームとして“勝ち切る”ことを体現していくなかで、自分も学生ハーフは勝ち切らないといけないと思って勝ち切ることが出来た」と語ると
山本歩夢(4年・副将)も「上の選手も下の選手も関係なく、小さい記録会でも大きい大会でも全員が目標にできる。一人一人がその目標に向かって前半シーズンで走ることが出来たので今の結果に繋がっていると思う」と”勝ち切る”という合言葉が、チームに強く浸透しているのが分かる。
チームを指揮する前田康弘監督出雲を制した國學院に一切の緩みは無い。
前田康弘監督は「全日本が今年のチームに一番合っている距離だし、新チーム発足の時から日本一を取りに行くと言ってきた。一戦一勝で勝ちに行くレースをしたい」と意気込む。
國學院の「歴史を変える挑戦」が続いていく。
伊勢路初優勝を狙う國學院
第56回全日本大学駅伝|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
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