11月2日に開幕する、春の高校バレー鹿児島県予選。
今週はシリーズで有力校を紹介しています。
2回目は、ともに第3シード女子・鹿児島城西、男子・鹿児島商業です。
女子・第3シード鹿児島城西。
2023年の県予選では決勝で敗れ、あと一歩のところで全国への切符を逃しました。
鹿児島城西3年・本キャプテン
「全員でいい練習作れるように、声出して頑張っていきましょう!」
「よーし!」
2024年のチームは活気にあふれています。
コートの中の選手も、外から見守る選手も、練習から全力で声を出してチームをもり立てます。
2024年、新人戦、全九州予選、インターハイ予選は3位。
最後の県大会の春高こそは優勝を!
気持ちはひとつです。
鹿児島城西3年・本愛梨キャプテン
「学年間の仲が良くて、練習の雰囲気も明るく作れていて、とてもいいチーム」
エースは1年生からコートに立つ小林蓮選手です。
機動力があり、しなやかなフォームから力強いスパイクを放ちます。
鹿児島城西3年・小林蓮選手
「『自分がチームを引っ張って優勝させる』という気持ちで頑張る」
その小林選手を中心に、7月に行われた皇后杯の県予選では、初めて県の頂点に立ちました。
勢いに乗る鹿児島城西が全員バレーで、2回目の春高全国大会を目指します。
男子・第3シード鹿児島商業。
県内最多30回の全国大会出場を誇る名門も、ここ3年間は春高の舞台から遠ざかっています。
そこで、チームを率いる徳重一昭監督が強化してきたのは、「ディフェンス力」です。
レシーブが乱れても全員でボールを繋ぎ、得点に結びつけていきます。
チームの中心はエースでキャプテンの3年生・中水流選手。
キレのあるスパイクが持ち味で、1年生の時からスタメンを担います。
鹿児島商業3年・中水流春矢キャプテン
「しっかり3年生の最後の試合で自分が引っ張って全国大会、春高に行きたい」
2024年のチームは「高さ」も武器のひとつ。
スタメンの平均身長は180センチを超え、チーム一の最高到達点を誇る原園選手は、キレのある速攻と高いブロックで得点を奪います。
鹿児島商業3年・原園翔海選手
「決勝戦で負け続けて悔しい思いしかしていないので、最後は絶対に勝つという気持ちで頑張りたい」
そして2024年、チームには「ある変化」が。
学校が共学になったことで、初めて女子マネージャーが入部しました。
チーム初の女子マネージャー・鮫島あおいさん(1年)
「女子が1人だから、1人になってしまうことが多いけど、そんなときも(選手が)声をかけてくれるから、すごくうれしい。(選手には)思い切ってがむしゃらにプレーしてほしい」
3年生を中心にチーム力の底上げを図ってきた鹿児島商業。
全員バレーで4年ぶりとなる春高への切符をつかみに行きます。
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