【鳴門-明徳義塾】選手たちに指示を送る明徳義塾の馬淵史郎監督(右から2人目)=高知県立春野球場で2024年10月27日午前11時37分、皆川真仁撮影

 高校野球の秋季四国大会は27日、高知県立春野球場などで準々決勝があり、明徳義塾(高知1位)は鳴門(徳島3位)に6―0で快勝した。明徳義塾・馬淵史郎監督は新基準の低反発バットに変わり、守りの重要性を強調した。馬淵監督の試合後のコメントは次の通り。

明徳義塾・馬淵史郎監督

 <エース池崎安侍朗投手が2安打完封>

 まあまあ良かったんじゃないですかね。先頭打者を出したのが八回の死球だけだったので、安心して見ていられた。ストレートも140キロ出よったしね。国民スポーツ大会で京都国際の西村(一毅投手)に投げ勝ったのが大きな自信になっている。いい勝ち方だった。2死から点を取れたのも大きかった。

 <打線は11安打>

 相手エースは県大会の時よりストレートが多かったので、途中からストレート狙いに変えた。県大会ではチェンジアップが内角に来ていたが、それが決まっていなかった。ブルペンでもチェンジアップとカーブがほとんどワンバウンドしていたので、連投の疲れでしょうね。(準々決勝から登場する)1位校のアドバンテージ。結局守備力の差じゃないですか。とにかくピッチャーが安定しているから1点ずつ積み重ねればいい。守りがしっかりしているのは、低反発バットだと大きいよね。

 <他地区では大阪桐蔭など強豪校が敗退>

 バットが変わって野球が変わりつつあるよね。ランナーためてスコーンというのばっかりじゃない。まあ、より基本通り野球をやるということで、いいことじゃないですか。

 <明徳義塾は基本に忠実>

 変えようがないもん。昔からこれ。時代が変わっても変わりはない。今の野球は先に1点取ったらめちゃくちゃ有利。1週間空くけど、野球はどっちが勝つやら分からんよ。次勝って、こうやって取材受けられたら最高ですけど。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。