24日のプロ野球ドラフト会議で、大商大の渡部聖弥選手（22）が西武から2位指名を受けた。渡部選手は「渡部を選んで良かったと思われるように頑張りたい」と、憧れの舞台に向けて決意を新たにした。
東大阪市の大商大の記者会見場でドラフト会議の中継映像を見守りながら、「今までの野球人生を振り返っていた。すごく短く感じました」。
名前を呼ばれるとホッとしたような表情を浮かべ、チームの関係者らが座る席に向かって一礼した。
2年秋に関西六大学リーグの新記録となるシーズン5本塁打を放ち、ドラフト候補に躍り出た右の強打者だ。コンタクトの能力にも優れ、大学4年間でリーグ通算安打で最多タイの119安打を放った。
一方、1位指名ではなかったことに「悔しさはある」と語った。それでも「それだけ評価していただいた。（プロの）入り口に立てたので、実績を積んで自分のレベルを上げていきたい」と力強く話した。【吉川雄飛】
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