アメリカのオークションサイトに出品されている、ドジャース・大谷翔平選手が歴史的な「50―50」を達成した時の50号ホームランボールが、360万ドル、日本円で約5億4650万円で落札された。これまでの記念ボールの最高落札額だった、マーク・マグワイア選手の70号ホームランの300万5000ドルを大きく超える史上最高値となった。
オークションは現地時間9月27日正午(日本時間28日午前1時)、入札開始価格は50万ドル、日本円で約7200万円からスタート。開始8時間半で100万ドル超え、現地時間10月4日には、150万ドル・日本円で約2億2000万円をつけ、21日には200万ドル・日本円で約3億円を超えた。
日本時間23日午前11時の入札締め切りの直前に新たな入札が入り、規定に基づき、入札ごとに30分ずつ締め切りが延長された結果、日本時間午後1時30分頃に、360万ドル・日本円で約5億4650万円で落札された。手数料込みなら439万2000ドル、日本円で約6億6670万円。オークション会社は「史上最も高額な野球ボール」と発表した。
これまでのメジャーリーグの記念ボールの最高落札額は、マーク・マグワイア選手の70号ホームランの300万5000ドルだった。
オークション会社は「このボールは使用済み記念球の頂点に立つ、まさに唯一無二の一品。ボールにはMLB認証ホログラムが貼ってあり、大谷翔平選手が2024年シーズン50本目のホームランを放ち、50-50クラブを創設した歴史に残る瞬間であることを証明しています」としている。
現地時間19日に大谷選手がマーリンズ戦の7回に放った50号ホームランを巡っては、貴重なボールを手にしたファンがドジャース関係者に守られるように観客席を後にしていた。アメリカのラジオ局「Fox Sports 640 South Florida」に出演しているアンディー・スレイター氏は自身のXで、ドジャース球団はボールを獲得したファンに30万ドル・約4500万円で交換を持ちかけたとポストしていた。
メジャーリーグ史に金字塔を打ち立てた大谷だが、ホームランボールも歴史的な高値となった。
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