メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの日本選手が躍動しました。

先発の山本由伸投手(26)が力投、そして、大谷翔平選手(30)は先頭打者ホームラン!
リーグ優勝決定戦第4戦の全打席お伝えします。

ニューヨーク決戦2日目。
ナ・リーグ優勝決定シリーズの第4戦は、2勝1敗としているロサンゼルス・ドジャースが勝てば、ワールドシリーズ進出に王手がかります。

その大事な一戦に向け球場入りした大谷翔平選手(30)は、ブランドアンバサダーを務めるBOSSのパーカーにリュックを背負ったスポーティーなスタイルで登場。注目のヘッドホンも装着していました。

一方、先発のマウンドを託されている山本由伸投手(26)は、黒でまとめたシックな色合い。
気合い十分でスタジアムへと向かいました。

熱を帯びているのは、選手だけではありません。
試合開始の約3時間前、寒い中、たくさんの熱いファンが行列を作っていました。

ドジャースファン:
昨日もホームランを見せてくれたので、きょうもでっかいホームランを見たい。

メッツファン:
オオタニは素晴らしい選手だと思うけど、今夜は何もしてほしくないなぁ。

そして、いよいよプレーボール。

17日の勢いそのままに連勝と行きたいドジャース。

しかし、大谷選手はここまでランナーがいない打席では、22打数ノーヒットとなかなか結果が出ていません。

ブーイングに包まれる中、迎えた初回の第1打席。

弾丸ライナーは、あっという間に右中間へ。
前の試合から2打席連続となる先頭打者ホームランとなりました。

打った瞬間に確信し、味方がいるベンチに向かって腕を突き上げた大谷選手。

ランナーがいない場面ではノーヒットでしたが、初めてのヒットが豪快な一発となりました。

ベンチでお辞儀パフォーマンスを見せるなど、笑顔もはじけました。

一方、先発は、地区シリーズの第5戦で好投した山本由伸投手。
しかし初回、2番ビエントス選手にいきなり一発を浴び、同点に追いつかれてしまいました。

それでも、これで崩れないのが山本投手。
キレのある変化球で、4者連続三振を奪うなど2回まで1失点に抑えました。

一方、3打席連続の一発の期待も高まる大谷選手でしたが、第2打席はストレートのフォアボール。

するとこの日、4番に昇格したエドマン選手が、左中間へのタイムリーヒット。
大谷選手がホームに帰り、ドジャースが勝ち越しました。

大谷選手の第3打席は、一発を警戒されてか、またもフォアボールとなりました。

それでも続くベッツ選手が、レフトの左に抜ける強烈なタイムリー。

大谷選手は、俊足を飛ばして一塁から一気にホームインしドジャースがリードを広げました。

投げては、先発の山本投手が5回途中まで投げ2失点。
キレのある変化球で8個の三振を奪う好投でマウンドを降りました。

そして迎えた大谷選手の第4打席でしたが、ここもストライクが入らず、ストレートのフォアボール。3打席連続のフォアボールで出塁します。

大谷選手が出塁すれば、ベッツ選手も絶好調。今度は、豪快なツーランホームラン。
大谷を歩かせても自分がいるといわんばかりの活躍で、ドジャースが大量リードを奪いました。

さらに7回、今度はランナーがいるチャンスの場面で大谷選手に打席が回ってきました。

前の試合まで得点圏のチャンスでは打率8割超えと驚異の成績を残してきた大谷選手。
この試合も、その勝負強さに期待がかかりますが、ここはバットを折られセカンドゴロ。
ランナーを帰すことができませんでした。

大谷選手は、第6打席。今度は満塁の大チャンスで打席が回ってきましたが、ここはきわどいボールに手が出ず見逃し三振。

この日は、チャンスで快音響かず3打数1安打。

それでも、先頭打者ホームランに4得点とチームの勝利に貢献した大谷選手。

敵地での2連勝でトータル3勝1敗。
19日勝てば、自身初のワールドシリーズ進出が決まります。

大谷翔平選手:
(バッティングの)アプローチは特に変えてないです。シンプルに今までやってきたことを継続していますし、場面によって多少は変えるときはありますけど、基本的にはやりたいことは変えないので。比較的、きょうはいい打席が多かったかなと思います。ここまで(プレーオフで)ただただプレーできていることに感謝していますし、きのう、きょうと敵地でしたけど、敵地ならではの熱気というか素晴らしい中でやらせてもらっているなと。

――ホームランのあと、指さしは誰を指していた?

大谷翔平選手:
一番は、フレディ(フリーマン)に「レイトショーはいいから早めに打ってくれ」と試合前に言われてたので、(ダッグアウトに)帰ってフレディと「打ったよ!」と会話していました。

そして、先発投手として試合を作った山本投手は…。

山本由伸投手:
初回から失点してしまったんですけど、最少失点に抑えられたのは良かった。しびれる展開の試合が多いので、選手としてもやりがいを感じていますし、幸せな経験ができているなと思います。

大谷翔平選手:
敵地でいい野球ができていると思う。しっかり継続して明日につなげたい。明日しっかり(ワールドシリーズ進出を)決めるという気持ちを持って全員で頑張りたいなと思ってます。

いよいよ、19日は第5戦。
ニューヨーク・メッツは、ピーターソン投手の先発を発表。
第1戦で先発し2回途中3失点だった千賀滉大投手(31)は、ブルペン待機するものとみられています。

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