公式練習に臨む三浦璃来、木原龍一組=米アレンで2024年10月17日、猪飼健史撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカは17日(日本時間18日)、米テキサス州アレンで公式練習があり、日本勢がリンクの感触を確かめた。

 ペアの「りくりゅう」こと三浦璃来選手、木原龍一選手組(木下グループ)は、昨季は木原選手の故障でシーズン前半を離脱しており、2季ぶりのGPシリーズ出場。曲をかけた練習ではフリー曲を滑り、息の合った動きを見せた。練習後の木原選手は「感覚は良かった。ちょっとスピードが出すぎてしまったのでアジャストしていきたい」と修正点を挙げた。三浦選手は新プログラムについて「今までとはガラッと変わった振り付けなので、滑っていて新鮮で楽しいが、動きは難しいので練習を重ねていきたい」と語った。

 男子で2023年4大陸選手権覇者の三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)は、古傷の左太ももに痛みが出た影響で、少し早めに練習を切り上げた。影響も心配されるが「痛みの原因はトーループ。でも、やるしかない」と言葉に決意を込めた。

 女子で22年北京冬季オリンピック団体銀メダルの樋口新葉選手(ノエビア)や、昨季4大陸選手権銅メダルの渡辺倫果選手(三和建装・法大)も調整した。

 大会は18~20日の3日間。日本勢は男女シングルとペアにエントリーしている。【アレン倉沢仁志】

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