10月14日はスポーツの日です。

3連休の最終日、皆さんはどう過ごしましたか。
鹿児島県内各地の連休の様子をお伝えします。

まずは鹿児島県南さつま市から、その名も砂漠擬似体験マラソンです。


舞台となるのは、南さつま市の吹上浜海浜公園。
40キロにもわたって海岸線が広がります。

野平美奈子記者
「ここ吹上浜の砂はとても粒子が細かく、やわらかくなっていて、走っていると足元をすくわれてしまいそうです」

この過酷な砂漠疑似体験マラソンを企画したのは、走る冒険家、Ponちゃん。

これまでサハラ砂漠やゴビ砂漠を走る、世界中の過酷なマラソンにチャレンジしてきた経験から、多くの人に「挑戦する楽しさを知ってほしい」とこのイベントを開催しました。

走る冒険家・Ponちゃん
「なるべく早くというよりは、より過酷さを味わってほしい」


参加者は30人。中にはこんな猛者も…

男性
「Ponちゃんが17、8kg背負って走っているのを体験してみようと思った。こんなつらいのか自分で体験して、なお一層応援する気持ちも強めようかと思って」


「3、2、1、スタート!」


日差しが照りつける中、いよいよスタートです!
参加者は海岸線を折り返す、3キロと7キロの2つのコースに分かれます。

スタートから500メートル、ランナーたちを襲うのは、急勾配の土手をかけのぼる難所です。
「がんばるよ!」
「日頃の運動不足が…」

砂浜に足をとられながらも懸命にゴールを目指すランナーたち。
記録や順位は問わず、ただひたすら“完走”を目指して走り続けます。

3キロコースの参加者は開始20分ほどで次々とゴール。

3キロコースの参加者
「疲れたけど楽しかった」
「きつかった。完走できて良かった」

そして、7キロにチャレンジしたランナーたちも、息を上げながら完走していました。

こちらの男性は、県下一周駅伝のランナーということですが…

7キロコースの参加者
「きつかったです。(砂で)体が持っていかれて...ロードで走るよりも体の負荷が大きい」

5kgの重りを背負って挑んだ男性は…

7キロコースの参加者
「最高です!楽勝でした!うそです…笑」

慣れない過酷な環境下でのマラソン。
そのきつさを乗り越えて完走したランナーたちの顔には、笑顔が浮かんでいました。

Ponちゃん
「走っている時はつらいと思うが、「つらい」の先に「楽しい」があると思うので、ゴールした後の笑顔を見られてよかった」

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