大谷翔平選手(30)の目指す世界一へ、日本時間14日から新たなステージが始まりました。

メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ初戦。

大谷選手は1番指名打者で出場し、相手のメッツは千賀滉大投手が先発登板しました。

いきなりの日本人対決、その第1打席。2球目のストレートを打ちますが、ここはセカンドゴロに倒れます。

大谷選手を抑えた千賀投手ですが、制球が定まらず、3連続フォアボールからタイムリーヒットを打たれてしまいます。

ドジャースがまずは先制し、大谷選手も拍手。

続く2回には、大谷選手の前を打つ9番エドマン選手が送りバント、ランナー2塁とチャンスを広げ、大谷選手が第2打席へ。

大谷選手が初球をたたくと、打球はファーストの横を抜けライトへ。ランナーが帰りドジャースが3点をリード。

打った大谷選手もガッツポーズで、勝負強さが光りました。

打たれた千賀投手はここで降板。3失点と悔しい結果になりました。

そして1塁ランナー・大谷選手はピッチャー交代直後に、2塁へスタート。

勢い余ってベースをこえてしまう走塁を見せましたが、ここはアウトとなってしまいました。

レギュラーシーズンでの成功率は93.7%も、プレーオフでは初めて試み失敗。ここはチャンスを広げられません。

第3打席は4回、ランナー1塁の場面。右中間へ強烈な打球を放ち、ボールはフェンスを直撃。

記録はシングルヒットとエラーで、打点こそつきませんでしたが、大谷選手のバットから追加点が生まれました。

打球に勢いが出てきた6回の第4打席。うまく捉えた打球センターが下がります。しかし、あと少し距離が足りず、大谷選手も苦笑い。

そして6-0とリードし迎えた8回の第5打席。ここはフォアボールで出塁します。

続くMVPトリオの1人、2番・ベッツ選手がタイムリーヒットを放つなど、メッツを突き放し9-0でドジャースが勝利。

大谷選手の活躍もあり大事な初戦を手にしました。

大谷選手:
先制・中押し・ダメ押しといい点の取り方ゲーム運びが素晴らしかった。

プレーオフはここまで24打数6安打5打点。ホームランこそ1本ですが、得点圏打率8割と勝負強さが光っています。

大谷選手:
(得点圏に強い要因は)たまたまじゃないかなと思うので、チームとして得点圏に多くチャンスメイクしてくれているので、自分自身がより集中できている要因かなと思います。

打線はもちろん、故障者続出で不安視されていた投手陣も奮起し、先日の山本由伸投手らも含め、ここ33イニング連続無失点。

プレーオフでのこの記録はメジャー最多タイとなります。

大谷選手:
本当に一人一人が素晴らしい仕事をしていますし、本当に僕らはオフェンスだけを考えていれば大丈夫だとそんな信頼がチーム全体であるなと思います。

先に4勝したチームがワールドシリーズに進むこのシリーズ。15日に第2戦が行われます。

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