社会人野球の第76回JABAベーブルース杯が5月1日、開幕する。岐阜市の長良川球場と岐阜県大垣市北公園野球場で、計16チームが4組に分かれて総当たり戦を行う。各組1位が進む準決勝と決勝は5日に長良川球場で行われる。
昨年の都市対抗で活躍した東海勢から7チームが出場し、5月23日からの都市対抗東海2次予選の前哨戦としても熱戦が予想される。
昨夏の都市対抗で4強入りした王子は、今年4月のJABA四国大会で準優勝した。エースだった高島泰都投手がオリックス入りする中、四国大会では2年目左腕の宮崎隼輔投手が2試合に先発し、13回を投げて自責点0と好投。33歳のベテラン右腕・近藤均投手は完投勝利に加えて救援でも登板するなど健在ぶりを示した。3年目右腕の浅井佑介投手は救援で高い奪三振率を残し、激しい競争の中で誰が軸になっていくか注目される。打線では中堅の吉岡郁哉外野手が2本塁打を放つなど好調だ。
地元の西濃運輸は昨秋の日本選手権と今年4月のJABA岡山大会で4強入りし、安定した力を見せている。岡山大会で優勝した西部ガスを相手に準決勝で延長十回まで無失点に抑えた高卒4年目左腕・吉田聖弥投手は伸び盛りで、昨年のこの大会で5打席連続本塁打を放った城野達哉捕手の打撃にも注目が集まる。
伏木海陸運送はこの大会の連覇を懸けて出場する。前回の決勝でサヨナラ負けした三菱自動車岡崎は頂点に届くか。
3月のJABA東京スポニチ大会4強のセガサミー、岡山大会4強のJFE西日本も優勝を狙う。
優勝チームには、今秋に行われる日本選手権の出場権が与えられる。【黒詰拓也】
ベーブルース杯出場チーム
A組(伏木海陸運送、Honda鈴鹿、日本製鉄かずさマジック、JFE西日本)B組(王子、日本製鉄東海REX、セガサミー、信越クラブ)C組(三菱自動車岡崎、東邦ガス、エイジェック、ニチダイ)D組(東海理化、西濃運輸、北海道ガス、鷺宮製作所)
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