フェンシング成年女子です。サーブルで初優勝を狙う佐賀代表。10日は2回戦から決勝まで一気に行われました。佐賀代表の戦い、どうなったのでしょうか?

【石井優希さん】
「フェンシングの会場に来ています会場は選手たちの気迫を感じられますこれから佐賀代表の試合が行われます」

フェンシング成年女子サーブル。初優勝を狙う佐賀代表の挑戦です。
まずは2回戦。2試合を戦って準々決勝進出を目指します。
1試合目は千葉代表と対戦。

1人目、佐野が5対2で勝利し、流れを作ります。

【石井優希さん】
「動きが速すぎて素人からしたらどっちに点数が入っているかむずかしいが勢いがかっこいい」

続くパリオリンピック銅メダリストの高嶋も5対2で勝利。
3人目は、高校・大学時代に日本一に輝いた実力者の雨田。
5対0の完勝で、まずは千葉を負けなしで破ります。

【石井優希さん】
「リーチが長い方が有利だと思うが雨田選手は背丈が低いがそれを活かしてもぐりこむ、もぐりこんで差しに行く印象」

続く2試合目の宮崎代表にも3人全員が勝ち、文句なしで準々決勝に進出します。

【石井優希さん】
「むずかしそう、相手との駆け引きという部分はバレーボールもあるが動きはやいし対面で(剣の)長さもあってそこの使い分けのむずかしさを見ていて感じる」

準々決勝も勝ち上がった佐賀は準決勝で強豪・福岡と対戦。
それぞれ3人で戦い、先に2勝した方が勝利となります。
しかし、1人目。ここまで流れを作ってきた佐野が1点差で敗戦。
あとがなくなり、チームに緊張が走ります。
負ければ終わりの状況で、佐賀の2人目は、ここまで無敗の高嶋。
5対0とさすがの強さを見せ、勝負は3人目にもつれます。
3人目は、同じくここまで無敗の雨田。勝負は4対4の大接戦に…。

最後は雨田が1点を奪い、決勝進出を決めます。

【石井優希さん】
「勝ちました、まだ優勝したわけじゃないのにやばい…相手の悔しさも伝わってくるしよろこんでる姿を見たら感情が…」

むかえた決勝。
1人目、佐野が5対1で勝利し、優勝までついに王手。
2人目は高嶋。
瞬間の判断で点を取りきり、佐賀代表が見事、初優勝を飾りました。

【石井優希さん】
優勝おめでとうございます!今のお気持ちは?

【佐野佑衣選手】
「地元開催で無事に優勝できてほっとしている」
【雨田由香選手】
「最強の2人がいたので緊張というより楽しむほうが強くて自分自身楽しみながらもしっかり勝つところは勝つという気持ちで臨んだ」
【高嶋理紗選手】
「国スポならではの盛り上がりというかやはり地元開催というのもあっていろいろな人に応援してもらったのでそれが力となり優勝することができた」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。