中日の井上一樹2軍監督(53)が、新監督に就任する意向を固めた。今季限りでの退任を表明した立浪和義監督(55)の後任として球団から打診を受けていた。7日、みやざきフェニックス・リーグが行われている宮崎市内で報道陣の取材に「前向きに考えなきゃいけないというふうに思っている」と語った。  井上2軍監督は今月3日、球団から打診があったことを認めた上で「1軍のシーズンが残っている。それが終わってから」と6日の最終戦の後に受諾するかどうか決断する考えを示していた。立浪監督とは現役時代から関係が深く、若手育成などの路線を引き継いでチームの再建に取り組むため、就任の意向を固めたとみられる。  中日は今季60勝75敗8分けで、球団として初めて3年連続最下位に沈んだ。片岡篤史ヘッドコーチ(55)や和田一浩打撃コーチ(52)らも今季限りで退団し、首脳陣を一新して来季を迎える。  今季13年ぶりに復帰した井上2軍監督は、ウエスタン・リーグでソフトバンクと優勝争いを展開。最終的に2位となったが、2023年まで2年連続最下位だったチームは、71勝46敗7分けと大きく勝ち越した。2011年に中日をファーム日本選手権の制覇に導き、阪神でヘッドコーチを務めた経験などを球団は評価した。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。