「陸上」です。
広島出身、女子100mハードルの福部真子選手が、23日に行われた全日本実業団陸上で優勝しました。
シーズンを終えた福部選手に今後の目標について聞きました。

先週水曜日。
広島総合グランドでの最後の調整…
福部は、今シーズン最終戦となる全日本実業団陸上に向け、こう意気込みを語りました。

【福部真子選手】
「冬季練習に入る前に、12秒7台、あわよくば12秒6台のリズムというものをもう一度体現したうえで、冬季練習に入れたらいいと思っているので、そのあたりの記録をしっかり狙っていきたいと思っています」

迎えた23日、パリオリンピック後初のレースとなった全日本実業団陸上。
福部は、久しぶりにスタートラインに立ちました。
パリから帰国した後、心身とも疲れ果て、10日間、陸上から離れたという福部でしたが、トラックでは、やはり強さを見せてくれました。
共にパリオリンピックに出場した田中佑美を押さえ1位でフィニッシュ。
今シーズンの最終戦を優勝で締めくくりました。
(12秒81 追い風1.9m)

【福部真子選手】
「決勝はしっかりまとめることができたので良かったかなと思う反面、やはりタイムは納得できていないので、来シーズンに向けてしっかりやっていきたいと思います」

さらなる高見を目指して…福部は、次なる目標を語ってくれました。

【福部真子選手】
「2週間前に目標を立てて、今後はアジア記録の12秒44目標を一本に絞ってやっていこうと思っている。今年もそうですけど冬季練習でスプリントのトレーニングをしっかりやってきたのに、一段階、跳躍の高さが下がってきたことで自分の走りが出来なくなったからスプリントをやめ、跳躍の高さ、ハードリングでタイムを縮めようと応急処置してしまった。結局、大会に出場することにフォーカスをあてて大会で戦うことにフォーカスがあてられなかったことが振り返ってみて明白になった。アジア記録の12秒44、それだけを目指して突き詰めてやっていけたらその先に世界との差が縮まってくると思っているので、そこだけ目指して頑張っていきたいと思います」

<タジオ>
パリから帰国後、体力より気持ちの面で疲れが出たという福部選手ですが、木村さんも、東京オリンピックに出場された後、変化ありましたか?

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「精神的に疲れが出ました。福部選手も見えないプレッシャーを感じていると思います。終わってみて感じるところがあると思うので、自分の保てるモチベーションを持って来シーズンも走ってほしいです」

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