連日熱戦が続いている国スポの会期前競技。サッカー少年男子の佐賀代表は25日決勝を迎えました。初の日本一まであと一歩と迫る中、試合は延長までもつれ込む白熱の接戦となりました。

サガン鳥栖U−18や龍谷高校、佐賀東高校の選手で構成された佐賀県代表。
対戦相手は2016年以来の優勝を目指す広島県代表です。
会場には1000人を超える観客が集まりエールを送ります。
先制点を奪いたい佐賀でしたが前半15分に広島のミドルシュートで先制点を許します。
しかし追いかける佐賀、前半30分のコーナーキック。
13番谷が4試合連続となるゴールを決め同点に。試合を1対1で折り返します。
追い上げムードの佐賀でしたがアクシデントが。
11番の井上が相手の決定的な得点機会を阻止したとしてレッドカード。
後半残り30分を10人で戦うことになってしまいます。
しかし攻撃の手を緩めない佐賀。
積極的にゴールを狙います。この場面ではカウンターから8番加藤。
チャンスを作りながらも得点は奪えず、勝負は20分間の延長戦に突入します。

延長ではゴールキーパーのエジケ唯吹ヴィンセントジュニアが絶体絶命のピンチを何度も救います。
しかし延長前半9分、コーナーキックから失点。
その後も懸命にゴールを狙う佐賀でしたが追いつくことはできず、1対2で試合終了。
佐賀代表は決勝戦で破れましたが、過去最高順位となる準優勝で銀メダルを手にしました。

【エジケ唯吹ヴィンセントジュニア選手】
「準優勝ですけど、10人でこれだけできたっていうのは自分の中で優勝と思ってるんでほぼ優勝だよってチームメイトに言いました」
【米湊勇弥 ゲームキャプテン】
「歴史変えようと全員で意気込んで、自分としても全国の決勝の舞台は初めてだったが、最高の経験だったし、これからに繋げていきたい」

【末藤崇成監督】
「勝ちたい気持ちを前面に出してくれたことは称賛に値するし、10人でもこれだけ見ている人を感動させられた素晴らしい試合ができたこと。今回負けになりましたけど次はそれぞれのステージでより上を目指してやってほしい」

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