大関昇進の伝達式後、タイを手にする大の里。左は二所ノ関親方=25日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋

 大相撲で新大関に昇進した大の里の師匠、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は25日、茨城県阿見町での昇進伝達式に同席し、口上を述べる弟子の姿に「懐かしい。現役中は膝が震えるくらいだったが、楽しんで聞いていた。僕の時よりうまかった」と喜びを口にした。  2021年8月の独立から初の大関誕生となった。「吸収が早く、『これをしないと強くならないぞ』と言ったことを素直にやり続けられる。そこが強さにつながっている」と努力する姿勢を称賛。秋場所前には自らまわしを締めて胸を出すなど、熱のこもった指導が実を結んだ。


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