日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲九州場所（11月10日初日、福岡国際センター）の番付編成会議と臨時理事会を開き、秋場所で2場所ぶり2回目の優勝を決めた西関脇・大の里（24）＝本名・中村泰輝（だいき）、二所ノ関部屋＝の大関昇進を決めた。初土俵から所要9場所での大関昇進は羽黒山、ともに幕下付け出しの豊山と雅山の12場所を抜き、昭和以降では最速となる。
新大関誕生は1月の初場所後の琴ノ若（現琴桜）以来。石川県出身では昭和以降で輪島、出島以来25年ぶりとなる。
大の里は秋場所13日目に12勝目を挙げ、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所計33勝」に到達。14日目に大関・豊昇龍を破り、千秋楽を残して優勝を決めた。
大の里は日体大を経て、2023年5月の夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。24年5月の夏場所で、幕下付け出しでは最速となる初土俵から所要7場所で幕内初優勝を果たした。【岩壁峻】
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