パリオリンピック・パラリンピックに出場した長野県関係の選手15人に、県が「スポーツ栄誉賞」などを贈りました。

県庁で開かれた表彰式。パリオリンピック・パラリンピックに出場した県勢15人のうち10人が参加しました。

長野県・阿部守一知事:
「多くの県民に勇気と感動を与えてくれた」

柔道で金メダルを獲得した塩尻市出身の出口クリスタ選手、総合馬術団体で銅メダルを獲得した諏訪市の企業所属の大岩義明選手には「スポーツ特別栄誉賞」が贈られました。

出口クリスタ選手は父親の母国・カナダ代表でオリンピック初出場。決勝では延長戦に入る激闘の末、金メダルをつかみ取りました。夏のオリンピック個人種目で県内出身選手が金メダルを獲得するのは初の快挙達成です。

柔道女子57kg級「金」・出口クリスタ選手:
「カナダ代表として五輪に出て、変わらず長野県民として扱ってもらってこの賞を受賞できてうれしい。長野に帰ってきたときの反応はすごいです。コンビニでも商品買った時に『おめでとうございます』って言われて、びくってなる」

総合馬術団体の大岩義明選手は、人馬一体の見事な騎乗で日本馬術界92年ぶりのメダル獲得に貢献。平均年齢41.5歳、「初老ジャパン」として注目されました。

大岩選手はその中でも最年長の48歳。大学卒業後に一時競技から離れましたがその後、オリンピックを目指して再開。ロンドンのファームを拠点に練習を重ね今回5回目の出場にして悲願のメダルを手にしました。

総合馬術団体「銅」・大岩義明選手:
「(メダルを)取れると思っていた人がほぼいなかったと思うので、反響はすごくて。年齢的にはだいぶ年いっているんですが、不可能ではないと思っているので、環境さえ整えば違う色のメダルを狙いたい」

そのほかの選手には「スポーツ栄誉賞」が贈られました。パラリンピック、ブラインドサッカーに出場した、松本市の高校生平林太一選手。日本は1勝もできず平林選手もノーゴール。悔しい気持ちを次のロス大会にぶつけます。

ブラインドサッカー出場・平林太一選手:
「メダルを取って感謝の気持ちを伝えたかったので、悔しい思いが強い。パラリンピックに戻って、メダルを取って応援やサポートしてくれた方に勝利を届けたい」

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