【三菱自動車岡崎-JR東海】延長十回に2点を勝ち越して盛り上がる三菱自動車岡崎のベンチ=愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで2024年9月17日午後0時29分、黒詰拓也撮影

 第49回社会人野球日本選手権東海地区予選は17日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで準決勝2試合が行われ、三菱自動車岡崎と王子が代表決定戦に進んだ。三菱自動車岡崎はJR東海に延長十回タイブレークの末に3―1で競り勝った。王子はHonda鈴鹿に5点差をひっくり返し、6―5で逆転勝ちした。敗れたJR東海とHonda鈴鹿は敗者復活トーナメントに回る。18日は敗者復活1回戦2試合が行われる。【黒詰拓也】

三菱自動車岡崎・梶山義彦監督

 緊張感のある接戦を勝ち切ることができ、良い経験になった。全員が集中してつかんだ勝利で、中でも先発の秋山(翔)が8回1失点と粘ってくれたのが大きかった。好守もあった。次も油断することなく戦う。

JR東海・井上裕貴監督

 序盤にもう1点取れていれば、違った展開になったかもしれない。バントや守りのミスが出てしまったが、投手陣は粘って失点を抑えた。しっかり整理して次の試合に臨む。

【王子-Honda鈴鹿】三回、Honda鈴鹿は田野孔誠の適時打で伊藤雄紀(手前)が生還し、5点目を挙げた=愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで2024年9月17日午後2時22分、黒詰拓也撮影

王子・湯浅貴博監督

 一時は5点差とされたが、中心選手がベンチで大きな声を出し、全員が諦めずに前向きにプレーできた。(2番手の)宮崎(隼輔)が制球良く、しっかり腕を振る本来の投球をしてくれた。あと1勝で代表権獲得と思わず、ここからだという気持ちで次に臨む。

Honda鈴鹿・久芳(くば)修平監督

 三回に打線がつながり5点を取ったが、その後は相手投手にテンポ良くストライク先行で攻められ、後手に回ってしまった。継投で粘れず、誤算だった。まだ試合はあるので、ここで踏ん張りたい。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。