第49回社会人野球日本選手権中国地区予選は14日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで予選リーグ2試合が行われた。
シティライト岡山は六回に一挙4点を挙げ、伯和ビクトリーズに7―3で逆転勝ち。試合がなかったJFE西日本とともに代表決定トーナメント進出を決めた。伯和ビクトリーズは昨年に続く本大会出場はならなかった。三菱自動車倉敷オーシャンズは日鉄ステンレスに3―1で競り勝ち、予選リーグ突破に望みをつないだ。
15日もマスカットスタジアムで予選リーグ2試合があり、代表決定トーナメントに進出する残り2チームが決まる。【皆川真仁】
シティライト岡山・児山祐斗監督
序盤は苦しんだが、野手は調子がいいので絶対にチャンスがくると思っていた。1打席1打席丁寧に立った結果、六回のビッグイニングにつながった。
都市対抗予選敗退後の6月末に(投手兼任コーチから)就任した。うちが中国地区で一番下だと思って、走る量、捕る量、打つ量、全ての面で(以前の)倍以上やってきた。勝つことが会社への恩返しなので。練習試合では大敗する試合も多くて不安だったが、公式戦を想定した準備はできていた。
(代表決定トーナメント進出決定)目指しているところはここじゃない。頭を一回リセットして、あすJFE西日本にぶつかりたい。
シティライト岡山・稲葉虎大投手
(四回から救援し、八回2死まで無失点で交代)三回から肩をつくるように言われていたので準備はできていた。右足のふくらはぎをつっても気持ちで投げ切れた。あと1人は投げられそうだったけど、児山さんに「いいところで代わっとけ」と言われて「分かりました」と(笑い)。
(児山監督は岡山・関西高の先輩)入社前は面識がなかったが、しっかりコミュニケーションを取ってくれる監督。得点力が上がったので、投手も思いきって投げられる。以前のチームだったら序盤に失点して気持ちが落ちるところを粘り強く戦えた。
三菱自動車倉敷オーシャンズ・首藤章太監督
先発の平野暖周がしっかり試合をつくってくれた。打線も四球から決めるべき人が決めて理想的な試合だった。(前日の敗戦から)選手たちが自分たちで前を向いてくれた。たくさんの地元の方が応援に来て後押ししてくれてモチベーションになった。チャンスをいただけたら、今日の勝利をはずみにして、必ず京セラをつかみたい。
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