【JR秋田-七十七銀行】四回、適時打を放ちガッツポーズする七十七銀行の大石高志=仙台市民球場で2024年9月8日、牧野大輔撮影

 第49回社会人野球日本選手権の東北地区予選は8日、仙台市の仙台市民球場で準決勝2試合があり、七十七銀行と日本製紙石巻が9日の代表決定戦に進んだ。

 七十七銀行はJR秋田に13―4で打ち勝った。日本製紙石巻は、1回戦で今夏の都市対抗準優勝のJR東日本東北を破ったトヨタ自動車東日本を7―0で降した。【牧野大輔】

七十七銀行・長嶋亮磨選手

 (四回の同点2ランを含む4打点)初戦はどうしても硬くなってしまう。先制しても逆転されて、硬いなと思ったので、大きいのを狙っていた。打ったのは真ん中低めのスライダー。芯ではなかったが、捉えた感じは良かったので打球を見ずにとにかく走った。

【日本製紙石巻-トヨタ自動車東日本】五回、満塁のピンチを切り抜けた先発の塚本峻大(左端)に駆け寄る日本製紙石巻の選手たち=仙台市民球場で2024年9月8日、牧野大輔撮影

 (夏は仙台市・JR東日本東北の補強選手として準優勝を経験)JRさんは点を取られても慌てない雰囲気があって、いいなと思った。帰ってきてからはチームに「結果を急がず、焦らない」とアドバイスした。今日はそこが生きたような試合になった。

日本製紙石巻・塚本峻大投手

 (先発し5回5安打無失点の好投)相手はJR東日本東北を破って勢いがあると思っていたので、ある程度ヒットは打たれるのは覚悟していた。要所でしっかり投げ切れたのが良かった。

 (五回は2死満塁のピンチを三振で切り抜け)最後のボールは球速遅めのカットボール。振ってくれて良かった。(自身は32歳で)若い選手たちに本大会を経験させたいので、僕が打たれて終わるわけにはいかないなと思った。都市対抗以降、得点圏からどういう投球ができるかをテーマにしてきただけに、(抑えて)僕が一番しびれました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。