写真はイメージ=ゲッティ

 三重県教委は6日、部員に対する体罰や暴言があったとして今夏の第106回全国高校野球選手権大会に三重代表で出場した県立菰野高校の元野球部監督の男性教諭(62)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。6月中旬、県教委に情報が入り、全国選手権三重大会の開幕を前に監督が交代していた。

 県教委によると、教諭は監督だった昨年9月~今年3月、守備練習のミスに腹を立てて至近距離から部員にノックをしたり、練習中にスマートフォンを触った部員の胸ぐらをつかんだりした。ノックを受けた部員はボールが腕に当たり、軽いけがをした。また、複数の部員に「殴らせろ」「殴ってくださいと言え」など不適切な発言をしていた。

 県教委の調査に教諭はおおむね事実を認めた上で「指導の範ちゅうだと思っていた」と述べたという。

 菰野は全国選手権で1勝を挙げ、二回戦に進出した。【原諒馬】

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