【日本-中国】後半、追加点を決めて笑顔を見せる伊東純也(奥)=埼玉スタジアムで2024年9月5日、藤井達也撮影

サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(5日・埼玉スタジアム)

○日本7―0中国●

 背番号「14」がピッチサイドに姿を見せると、スタジアムからこの日一番の歓声が送られた。後半15分過ぎ、伊東純也が三笘薫に代わって出場。1~2月のアジア・カップ以来、約7カ月ぶりに代表のピッチに戻った。

 アジア・カップ期間中に自らの性加害疑惑の報道を契機に代表を離脱。その後は所属クラブではプレーしながら、代表には選出されていなかった。

 見せ場は後半30分過ぎ。ペナルティーエリア内で左足を振り抜くと、相手に当たってそのままゴールネットに吸い込まれた。2023年10月の親善試合、チュニジア戦以来の得点。仲間に祝福され、ゴール裏に向けて「感謝」のお辞儀を見せた。

 「結果にこだわりたかったのでゴールできて良かった。応援してくださっている方々の声は届いたし、力になった」と笑顔を見せた伊東。「イナズマ」の愛称で知られるスピードスターが、再び輝きを放つ。【生野貴紀】

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