ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権の18歳以下男子シングルス決勝で対戦する富田悠太選手(左)と逸崎獅王選手=東京都江東区の有明テニスの森公園で2024年9月5日、丹治重人撮影

 国内最高峰のジュニアテニス大会「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」(毎日新聞社、日本テニス協会主催)は6日、東京・有明テニスの森公園で、16歳以下(U16)と18歳以下(U18)両部門の男女シングルス決勝と、今年から新たに設けられた車いす部門(シングルス)の決勝が行われる。5日の準決勝を終えた選手たちに、決勝の抱負を聞いた。【松崎進、丹治重人】

U16男子は奈良vs川西、女子は早坂vs上方

 U16男子は、関東ジュニア選手権で優勝した奈良恒輝選手(グリーンテニスプラザ)と第4シードの川西飛生選手(町田ローンジュニアアカデミー)が対戦。奈良選手は「自分のできる最大限のプレーを見せたい」。川西選手は「好調なサーブを生かして、勝てるように頑張りたい」と話した。

 U16女子は、第1シードの早坂来麗愛選手(仙台育英高)と第7シードの上方璃咲選手(野田学園高)がぶつかる。早坂選手は「しぶとい相手なので、負けずに攻めていきたい」と意気込んだ。上方選手は「前回戦ったときは歯が立たなかったので、決勝は少しでも多くゲームを取って勝ちにつなげたい」と思いを語った。

U18男子は富田vs逸崎、女子は野口vs井手

 U18男子は、第1シードの富田悠太選手(ノア・テニスアカデミー神戸垂水)と8月の全国高校総体で準優勝の逸崎獅王選手(トップランAIOI)が対戦する。逸崎選手は「挑戦者の気持ちで、自分のパワーを見せていきたい」と話し、富田選手は「(逸崎選手は)よく知っている相手でもあるので、負けられない」と意気込んだ。

 U18女子は、昨年大会の16歳以下で単複優勝し、8月のインターハイでも優勝した野口紗枝選手(レニックステニススクール)とノーシードから勝ち上がった井手葵選手(沖縄尚学高)が対戦。野口選手は「コロシアムの雰囲気を楽しんで、優勝を目指したい」と話した。井手選手は「簡単にはゲームが取れない相手。引かずに自分らしいプレーをして勝ちにつなげたい」と意気込んだ。 

新設の車いすテニスは橘vs門脇

 今大会から新設する車いす部門は、橘龍平選手(浦安ジュニア車いすテニスクラブ)と門脇圭祐選手(仙台育英高)が対戦する。橘選手は「タフなラリー戦になると思うが、自分のプレーを出して優勝したい」と意気込んだ。門脇選手は「ジュニアでは最近負けなしの相手で、リスペクトもあるが、ベストを尽くして頑張りたい」と語った。

 決勝は6日午前から有明コロシアムで行われ、毎日新聞デジタルの特設サイトでライブ配信もある。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。