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 日本サッカー協会は8月29日、9月のFIFAワールドカップ2026アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表メンバー27人を発表。最大のトピックとなったのが、スタッド・ランスに所属するFW伊東純也の約半年ぶりとなる復帰だ。

【映像】森保一監督が伊東純也の背景説明

 日本代表で長く主力として活躍してきた伊東だが、今年1〜2月に開催されたアジアカップの期間中に、一部週刊誌で性加害報道が出て大会途中にチームを離脱。3月と6月の代表活動も招集外となり、当時の森保一監督が「彼を守るため」と事情を説明していた。

 そんな中で伊東は今月初めに不起訴処分となり、今回は日本代表にも復帰。記者会見で日本サッカー協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、「メンバーを決めるのは監督の専権事項です。起訴、不起訴が、(招集の)理由ではありません。監督が選びました。協会全体としてさまざまな準備を進めてきましたし、今回は環境が整ったということです」とコメントした。

 同じく記者会見で森保監督は、「これまでも招集できるという話で、協会にはサポートをいただきましたし、私も招集を考えていました。ただ、色々なことを考える中で、彼を守るために招集してこなかったと、みなさんにお話をしてきました。まずは彼が落ち着いてプレーができるか、そして同時にチームが落ち着いて活動できるかという部分で、これまでは疑問が残っている部分がありました」と語った。

 さらに森保監督は「今回招集させていただいたいのは、大きなポイントがありました」とし、背景を次のように説明した。

「(今夏に)彼がスタッド・ランスの選手としてジャパンツアーを戦っている時に、メディアやサポーターのみなさんが温かい目で彼を見守ってくれる環境があると分かりました。彼が落ち着いてプレーできる、チームも落ち着いて活動する環境があると判断し、(伊東の招集を)決断させていただきました。メディアのみなさんには、彼が思い切ってプレーできる環境を作ってくださったことに本当に感謝しております。彼も日本のために思い切ってプレーしてくれると思います」

 W杯アジア予選は9月から最終予選(3次予選)がスタート。日本代表はまず9月5日に中国代表(会場は埼玉スタジアム2002)、そして9月11日にバーレーン代表(会場はバーレーン・ナショナル・スタジアム)と戦う。待望の復帰を果たした伊東の活躍に期待したい。

(ABEMA NEWS)

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