パリ五輪・フェンシング男子エペ団体で銀メダルに輝いた、越前市出身の見延和靖選手が福井テレビのnewsイット!に生出演。オリンピックでの闘いを振り返るとともに、県民の応援へ感謝の気持ちを語りました。
 
Q.団体で銀メダルをとった時の気持ちは―
連覇を目指して挑んだので、あと少しのところで金メダルを逃してしまい悲しい気持ちもありましたけど、福井に帰ってきてみんなに「おめでとう」と言ってもらえて、悔しい気持ちを嬉しい気持ちが上回ってきました。
 
男子エペ団体戦では、見延選手の地元・越前市で開かれたパブリックビューイングでは、集まった多くの市民から熱い声援が送られました。二大会連続の金メダルを目指して挑んだ男子エペ団体日本代表。試合会場では、試合を見つめる見延選手の姿も。実況は「見延選手は一旦ベンチに下がったので決勝には出られない。だけど一切ユニフォームを脱がず、一緒に戦っている」と見延の姿について語ります。

日本時間で午前4時頃に行われた試合ということで、眠たくなる子どもも…会場の大きな声援でハッと目を覚まし、応援する姿も見られました。

残り時間11秒、1点を追う日本。試合は、先に1点をとった方が勝利の、延長戦に。惜しくも力及ばず日本は銀メダルでした。市民からは「悔しい」「(見延選手が)チームのみんなを応援している姿がかっこよかった」「力をあわせているのがよくわかった。感動をありがとう。お疲れさま、これからも頑張ってほしいと声をかけたい」と話していました。
 
Q、映像を見てどんな気持ち―
応援していただいてありがとうございました。改めて、こうしてメダルをとるのは自分1人の力では絶対に無理で、チームが一つになるのもそうだし、応援してくれる人がいるからこそ獲得できたメダルだと思います。
 
Q.今後の目標や意気込みは―
今後も現役を続行して、歩みを止めることはないので、その先にどんな結果が待っているかは分からないですけど、強くなることをあきらめずに強くなって4年後、きれいな色のメダルに、ワンランクアップさせたいなと思います」
 
Q.後継者の育成について―
今回は僕1人でしたけど、東京とリオ五輪では福井県から4名(オリンピアンが)出ていますので、地元がフェンシングで盛り上がっていくのは嬉しいし、強くなれる環境が福井にはあるので、同じ舞台を目指して欲しいと思いますね。
 
Q.福井県民にメッセージを―
福井のみなさん、改めまして応援ありがとうございました。みんなで獲得できたメダルです。自分一人の力ではとれませんでした。みなさんに応援してもらうことでとれたメダルなので、一人でも多くの方に見てほしいと思います。31日には越前市のアイシンスポーツアリーナで、報告会を開催する予定です。天気によってはどうなるか分かりませんが、入場は無料ですので、ぜひ多くのみなさんにメダルを生で見てもらえたらと思います。

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