2人の新鋭DFに森保一監督も期待を寄せた。日本サッカー協会は8月29日、9月のFIFAワールドカップ2026アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表メンバー27人を発表。スタッド・ランスに所属するFW伊東純也の約半年ぶりとなる復帰と並んで大きな話題となっているのが、19歳の高井幸大(川崎フロンターレ)、22歳の望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)の初招集だ。
【映像】森保一監督が初招集の2人に言及
今シリーズは冨安健洋(アーセナル)、伊藤洋輝(バイエルン)という主力DF2人が怪我で招集外に。代わって最終ラインに抜擢されたのが、今夏のパリ五輪でも活躍したCBの高井、そして大卒ルーキーながらJ1リーグ首位を走る町田で定位置を掴んだ右SBの望月だ。いずれも192cmの高身長で、身体能力が魅力の逸材がサプライズ招集となった。
森保監督はメンバー発表の記者会見で2人に関する質問が飛ぶと、「まずは所属チームで存在感をプレーしていることを評価させていただきました」とし、高井については次のように語った。
「オリンピックに出て、国際試合でもクオリティーの高いプレーを見せてくれたことが大きいです。まだ完成された選手ではないと思いますので、これから日本代表の活動を通して経験を積んでもらいながら、より良い選手へと成長してもらいたいと思っています」
さらに森保監督は、望月について「(町田で)シーズン当初はレギュラーではなかったと思いますが、ここのところ監督とチームの信頼を得て、レギュラーとして存在感を発揮していることを評価させていただきました」とコメント。特長については、以下のように評価した。
「非常にフィジカルの能力が高く、サイズ的にも魅力があります。サイドバックとして上下動ができ、落ち着いてビルドアップに関われるし、高さを活かしてターゲットとして攻撃の起点にもなれます。守備のところでまだまだ改善しなきゃいけないところはあると思いますが、ボールを奪いにいく果敢な姿勢を見せてくれています」
そのうえで初招集の2人について森保監督は、「所属クラブでやってきていることや経験に自信を持って、思い切りチャレンジしてほしいです。完成している選手として招集しているわけではないので、この先の伸びしろを見せてもらえるように、思い切って自分の力を発揮して欲しいと思います」と積極的な姿勢を求めた。
W杯アジア予選は今年9月から最終予選(3次予選)がスタート。日本代表は9月5日に中国代表(会場は埼玉スタジアム2002)、そして9月11日にバーレーン代表(会場はバーレーン・ナショナル・スタジアム)と対戦する。招集27人のうち各試合で登録できるのは23人で、初招集の高井と望月はそのベンチ入りメンバーをかけた戦いを勝ち抜き、A代表デビューを飾ることができるか。注目される。
(ABEMA NEWS)
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