サッカー日本代表でプレーする伊東純也選手=国立競技場で2024年1月1日、藤井達也撮影

 日本サッカー協会は29日、9月に始まる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦(5日)とバーレーン戦(10日)に臨む日本代表を発表し、伊東純也選手(31)=スタッド・ランス=が今年1~2月のアジア・カップ以来の代表復帰を果たした。

 伊東選手は1月末に性加害疑惑が報じられ、開催中だったアジア・カップの日本代表から離脱した。森保一監督は、伊東選手本人やチーム全体が落ち着いて代表活動できる状況にないとして、3、6月の代表活動で招集を見送っていた。所属クラブでは2月中旬に公式戦復帰を果たし、今季も8月17日の開幕戦から先発出場を続けている。

 伊東選手を巡っては、女性2人が昨年6月に同意なく性行為をされたとして、今年1月に刑事告訴した。伊東選手は準強制性交等致傷の疑い、女性2人は虚偽告訴容疑で書類送検されたが、大阪地検は8月9日に双方とも容疑不十分で不起訴処分とした。伊東選手側は女性側に損害賠償を求めている他、性加害を巡る記事は虚偽として週刊誌の編集者らを告訴している。【高野裕士】

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