陸上女子やり投げの表彰式で金メダルを手に笑顔の北口榛花選手=フランス競技場で2024年8月10日、中川祐一撮影

 毎日新聞が8月24、25日に実施した全国世論調査で、携帯電話の回答者429人に対しパリ・オリンピックで最も印象に残った選手の名前を1人挙げてもらったところ、42人(9・8%)が挙げた陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手がトップだった。トラック・フィールド種目の金メダルは日本初。

 2位と3位には、37人(8・6%)の柔道男子66キロ級の阿部一二三選手と31人(7・2%)の柔道女子52キロ級の阿部詩選手が兄妹そろってランクイン。一二三選手は金メダルを獲得。詩選手は2回戦で敗退したものの、一二三選手とともに柔道混合団体に出場し銀メダルに輝いた。

柔道混合団体の表彰式で銀メダルを手に笑顔を見せる阿部一二三(左)、阿部詩両選手=シャンドマルス・アリーナで2024年8月3日、平川義之撮影

 続いて10人以上が挙げた選手は、卓球女子の団体で銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手が23人(5・4%)で4位。スケートボード男子ストリートで金メダルの堀米雄斗選手が20人(4・7%)で5位。柔道女子48キロ級で金メダルの角田夏実選手が16人(3・7%)で6位。体操男子で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の金メダル、種目別平行棒の銅メダルの計四つのメダルを獲得した岡慎之助選手が15人(3・5%)で7位に入った。

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯429件、固定521件の有効回答を得た。【大隈慎吾】

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