パリ・パラリンピックの開会式が28日夜(日本時間29日未明)、始まった。大会は2大会ぶりに有観客で開かれる「多様性の祭典」となり、障害のあるアスリートたちは見る者の間近でプレーを披露する。障害や異なる人種、宗教といった背景に基づいた差別が繰り返される中、大会には、共生社会の実現に向けてスポーツイベントにとどまらない役割が期待される。
開会式は現地時間の午後8時から、オリンピックと同じ「ゲームズ・ワイド・オープン(広く開かれた大会)」の理念に基づき、パリ中心部のシャンゼリゼ通りとコンコルド広場を会場に始まった。
今大会には、史上最多となる167の国と地域に8人の難民選手団を加えた約4400人の選手が出場予定で、9月8日まで22競技549種目で行われる。
日本からは海外開催では最多となる175人が21競技に出場する見込み。石山大輝(陸上)と西田杏(競泳)の両選手が旗手を務める。【パリ川村咲平、春増翔太】
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