【パリ共同】第17回パラリンピック・パリ大会は28日(日本時間29日未明)に市中心部のコンコルド広場で開会式を行い、9月8日までの12日間の熱戦が幕を開ける。セーヌ川を船で行進した五輪と同じく、パラも初めて競技場を離れて開催される。障害者と健常者が分け隔てなく参加し、パラスポーツの祭典が目指す「共生社会」を象徴するような演出がふんだんに盛り込まれそうだ。  大会スローガンは11日に閉幕した五輪と同じ「広く開かれた大会に」で、パリの観光名所や歴史的建造物が舞台となる。選手団は開会式で凱旋門をバックにシャンゼリゼ通りを行進。最大6万5千人を見込む観客の声援が後押しする。新型コロナウイルス禍で原則無観客だった前回の東京大会から一転、祝祭感に包まれた式典が期待される。26日に一部が公開されたリハーサルでは、片足のダンサーと健常者が一緒に踊る場面などが披露された。  史上最多の167カ国・地域と難民選手団が参加し、約4400人の選手が出場予定。22競技549種目でメダルが争われる。


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