前半、倒れこみながらも頭で押し込み、ゴールを決める町田の呉世勲=味の素スタジアム(福島範和撮影)

21日に味の素スタジアムで行われたサッカーの明治安田J1リーグで、町田が首位に返り咲いた。

東京都内に本拠地を置くライバルのFC東京を2-1で下し、チームとして上位キープのカギに挙げる連敗阻止にも成功。黒田監督は「『連敗をしない』がわれわれの合言葉。総力戦で得た勝ち点3」と選手の奮闘をたたえた。

韓国人アタッカーが奮起した。前半14分、左CKを羅相浩がボレーで豪快にたたき込んで先制。1-1の同25分には自陣深くからのロングボールに反応した望月が右サイドを駆け上がり、中央へ送ったクロスを呉世勲が頭で押し込んで勝ち越した。

攻撃を引っ張ってきた藤尾、平河がパリ五輪予選参戦で不在でも動じないたくましさがある。移籍初年度から主将の大役を担う経験豊富なリーダーの昌子は、「この順位にいられるのはうれしい」とにっこり。J1初挑戦クラブの快進撃が続く。(奥山次郎)

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